企業横断で女性リーダーを育てる新たな試み
「はたらいて、笑おう。」というビジョンを掲げるパーソルホールディングス株式会社が、女性経営者の育成に向けたクロスカンパニーメンタリングプログラムの第3期を発表しました。この取り組みは、部長相当職の女性をメンティー、執行役員相当職をメンターとし、企業の枠を超えても行われるメンタリングを特徴としております。2025年から始まったこのプログラムは、多くの企業が参画し、女性のキャリア推進を図る重要なイベントとなっています。
プログラムの概要
第3期は、2026年8月28日からスタートし、各協力企業の中にはサッポロホールディングスや日清食品ホールディングスなど11社が名を連ねています。この“企業横断型”のメンタリングは、女性リーダーのキャリアパスを支援し、男女平等の推進を目指しています。プログラムでは、メンティーがキャリアやリーダーシップをテーマにして経営人材へと成長する過程を支援する一方、メンターは女性リーダーの実情を把握することで、必要な支援を提供します。
参加企業と評価
参加する企業は、プログラムを通じて互いの知見や経験を活かしながら共に成長していくことを目的としています。前回の第2期では、メンティーの86%が「理想のキャリアに向けた行動が明確になった」と回答し、メンター側も100%が参加メンティーの変化を評価するなど、非常に高い評価を受けています。これからも多くの企業がこのプログラムに参画することで、さらに大きな影響力を持つことが期待されています。
メンタリングの内容
このプログラムは、メンティーとメンターが定期的に行うセッションを通じて進められます。特に「Hogan Assessment」を使用したアセスメントにより、参加者は自分の強みや課題を客観的に理解し、その上で次のステップを考えることができるようにサポートされます。また、メンティー間のコミュニティ構築やネットワークの強化も意識されています。
日本の女性活躍に向けて
現在、日本ではジェンダーギャップの問題が深刻化しており、特に役員に占める女性の比率が低い状況が続いています。政府の報告によれば、148カ国中118位、上場企業における女性役員の比率はわずか14.0%に過ぎないというデータもあります。このような背景があるため、パーソルホールディングスは本プログラムを通じて、企業の垣根を越えた女性活躍の推進コミュニティを構築し、課題解決のための取り組みを強化していく方針です。
実施の詳細
このプログラムに参加するためには、基本的に2,000名以上の従業員を持つ企業に限られます。各企業からは、メンティー1名、メンター1名、人事担当者1名が選出される形です。費用は1社あたり40万円で、実施期間は2026年から2027年の間にわたり、セッションも定期的に行われます。
今後の展望
パーソルホールディングスは、2030年までに100万人の「はたらく機会」を創出することを目指しており、多様性の尊重が求められる現代において、女性の活躍を支援するための事業に注力しています。企業の枠を超えたメンタリングプログラムは一例ですが、今後も新たな取り組みを加えつつ、さらなる飛躍を目指しています。全ての「はたらく」において、一人ひとりの多様なあり方が尊重される社会を築くために、各企業が改めて意識して取り組む姿勢が求められています。