五木寛之が贈る対談集第2弾、前巻に続き多彩な対談を収録

五木寛之傑作対談集Ⅱ の魅力

昨今、作家・五木寛之の代表作が新たに書籍として登場することが決まりました。2025年8月26日、株式会社平凡社から『五木寛之傑作対談集Ⅱ』が出版されます。この本は、五木寛之自身が選りすぐった15篇の対談を収録したもので、前巻に続くシリーズの第2弾となります。

多彩なご意見との出会い

本書では、五木寛之が1970年代から2020年代にかけて行った多彩な人々との対話を振り返ります。フランスの著名な作家フランソワーズ・サガンとの1978年の対談や、俳優・三宅一生との1977年の会話をはじめ、名だたる映画監督や美術家との貴重なやり取りも収められています。このシリーズでは、創作に関する考えや愛車、そして青春時代の思い出を語るだけでなく、意外なエピソードも交えながら、対談の魅力を引き出しています。

時間を超越した対話

2025年に刊行されるこの対談集は、時代を超えた貴重な会話を通じて、世代を超える知恵や視点を提供してくれます。大島渚監督との『愛のコリーダ』に関する対談（1976年）や、内田裕也との三島由紀夫についての意見交換など、各界の巨星たちとの親密な対話を楽しむことができる内容です。

壮大な人間関係の探求

五木寛之曰く、「対談とは、一種の対決のようなもの」であると述べています。対談を通じて多くの人々との出会いがあり、言葉を武器にしての果たし合いが生まれることもあれば、敬意を持って近づくことで百年の友のような親しみを得ることもあります。それぞれの対談が一度限りの出会いのように感じられ、五木にとってそれは非常に重要な体験であったと言えるでしょう。