妊活サプリメントの新常識：乳酸菌で期待できる妊娠率向上

妊活サプリメントと乳酸菌

最近の研究によると、妊活において女性たちが取り入れるサプリメントが注目されています。食生活の見直しや運動、ストレス管理が重要視される中で、効率的に必要な栄養素を補う手段としてサプリメントが多く利用されています。特に大鵬薬品による調査により、妊活中のサプリメント利用実態が明らかにされました。

調査の概要

この調査では、妊活経験のある20代から40代の女性100名を対象に行われました。結果として、実に61%が妊活中にサプリメントを摂取していると回答。これは、妊活においてサプリメントが一般的に利用されていることを示しており、多くの女性が栄養素を補うために何らかのサプリメントを活用していることが判明しました。

妊活中に人気のサプリメント

具体的に、どのようなサプリメントが摂取されているのでしょうか。回答者の95.1%が「葉酸」を選んでおり、次いで「鉄」が39.3%、そして「亜鉛」が24.6%となりました。他にもビタミンB群やカルシウム、ビタミンD、マカ、そして乳酸菌がリストに挙がっていますが、特に葉酸の人気が際立ちました。いくつかのサプリメントを組み合わせている方も多く、健康な体づくりのための工夫が見られます。

サプリメントを摂取する理由

調査に参加した多くの女性がサプリメントを摂取する理由として、病院でのアドバイスや友人の薦め、さらには妊娠を望む気持ちなどがあります。しかし、興味深いことに「なんとなく良さそう」といった理由で摂取している方も多く、実際の知識よりも周囲の意見や印象が影響していることがわかります。

乳酸菌の重要性

妊活におけるサプリメントとして、乳酸菌は1.6%と少数派でした。しかし、実は乳酸菌の中には妊活に非常に重要な役割を果たす菌が存在します。その代表が「デーデルライン桿菌」で、これは膣内や子宮内の環境を整えることから、妊娠率の向上が期待されることが報告されています。調査で「ラクトバチルス属の乳酸菌」を知っていると回答したのはわずか19%でしたが、65%がもし知っていたら摂取したかったと回答しています。

健康な妊娠のために

ラクトバチルス属の乳酸菌はその存在が重要です。子宮内の善玉菌と妊娠の関係についての研究も充実しており、子宮環境を整えることで妊娠の成功率が向上する可能性があります。妊活を意識している方は、生活習慣の見直しとともに、サプリメントとして乳酸菌を取り入れることが一案です。

乳酸菌を増やすためには

ラクトバチルス属の乳酸菌を増やすためには、バランスの取れた食生活や十分な睡眠、ストレスの解消が大切です。サプリメントの活用も有効ですので、情報を集めながら自分に合った方法で積極的に取り入れていきたいところです。

結論

妊活中の女性が多様なサプリメントを取り入れている中で、乳酸菌の重要性に気づく方が少ないことは残念です。しかし、膣内・子宮内の環境を整えることが妊娠成功につながることから、より多くの女性にその知識を伝え、取り入れてもらうことが求められます。

問い合わせ先：大鵬薬品工業株式会社コンシューマーヘルスケア営業部 03-3293-2102