本格的な戦いが始まる全米オープンテニス
今季最後のグランドスラムである「全米オープンテニス」が、最近のエキサイティングな瞬間を迎えようとしています。特に、車いす部門では、日本の若手選手である小田凱人と上地結衣が注目を集めています。9月2日(火)深夜に始まる車いす部門のダブルスから、彼らの戦いが幕を開けます。WOWOWの現地レポーター・松岡修造が二人にインタビューを行い、その心境を探りました。
小田凱人選手の想い
小田選手は、テニス界の第一人者である国枝慎吾の影響を受けながら、自身も変化をもたらしたいという強い思いを持っています。彼は、「30~40年後に、2024~2025年に車いすスポーツが大きく変わったと振り返ってもらえるように、頑張りたい」と語ります。また、全米オープンでの経験を通じて、自分をアピールしたいとの気持ちが強く、特にハードコートでのプレーを楽しみにしています。
「久しぶりのこのフィールドで、自分のテニスを見せたいです。前回の大会から2年のブランクがありますが充実した思いです」と彼は続けます。
ライバルとの関係
松岡からの質問に対して、小田選手は、同じくトップ選手であるヒュウェット選手とのライバル関係について言及しました。彼は、勝利を重ねることでさらに高め合っていきたいとしっかり語りました。「決勝戦で彼と勝負したい。互いに良いテニスを見せたいです」とお互いを尊重する姿勢が感じられます。
上地結衣選手の挑戦
一方、上地選手は20312年のロンドンパラリンピックから約10年間、選手として活動を続けています。試合を通じて成長する嬉しさを感じつつも、「完璧なテニス」ができる瞬間を求めていると話します。「まだまだ挑戦したいことがたくさんあります」と意欲的です。
また、彼女は今大会への期待をこめて、「ニューヨークに来ると色々な感情が湧いてきます。やりたいことを試合で活かしていきたい」と語ります。
各選手の意気込み
両選手はそれぞれに重い目標を掲げ、そのための努力を惜しまない姿勢が印象的です。小田選手は生涯ゴールデンスラム達成を目指し、全米オープンでの優勝を狙っています。一方、上地選手は8年ぶりのシングルス優勝を目指すなど、強い競技意識を持っています。
松岡さんがインタビューを通じて応じたように、選手たちは互いにライバルとなりながらも、同時に支え合い、切磋琢磨しています。彼らの未来に期待が高まります。
WOWOWでの放送情報
全米オープンテニスは8月24日から9月8日まで、WOWOWにて生中継されます。車いすテニスの模様も含まれており、ファンはリアルタイムで試合の熱気を感じることができるでしょう。詳細は公式サイトなどでチェックしてください。
この瞬間を見逃さないために、是非WOWOWを利用して選手たちの熱い戦いを見届けてください。