三菱電機、2026年に新会社設立
三菱電機株式会社は、2026年4月1日付で新たなシェアードサービス会社「三菱電機ビジネスエキスパート株式会社」を設立することを発表しました。この会社は、グループ内の間接業務を統合し、ワンストップでさまざまなサービスを提供することを目的としています。
新会社設立の背景と目的
三菱電機は、グローバル市場における持続的な企業価値の向上を目指し、収益性と生産性の向上に取り組んでいます。その一環として、現在分散している人事、総務、経理、財務、調達などの間接業務を段階的に集約し、業務及びシステムの標準化を進めることを決定しました。
新たに設立される「三菱電機ビジネスエキスパート株式会社」は、現在の子会社である株式会社メルフィスを母体としており、経理・財務領域のシェアードサービスを担います。また人事、総務や調達に関する共通業務も統合し、専門の人材を集結させて効率的なサービスを提供します。
新会社の展開と機能
設立後も新会社は、集約する業務や領域を段階的に拡大していき、間接業務全体を一元管理することで、効率化を進めていくことが期待されています。これによりグループ全体のガバナンスを強化し、データやAIの活用によってさらなる付加価値を生み出す取り組みも行うとのことです。
新会社の基本情報
新しい会社「三菱電機ビジネスエキスパート株式会社」の基本情報は以下の通りです:
- - 設立日: 2026年4月1日
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル)
- - 資本金: 8,000万円
- - 従業員数: 約200名(2026年度平均予定)
- - 事業内容: 人事、総務、経理、財務、調達などの間接業務に対するシェアードサービスとコンサルティングを行う予定です。
三菱電機グループについて
三菱電機グループは、1921年の創業以来、さまざまな分野で事業を展開してきました。社会や環境に貢献する「トレード・オン」の活動を進めながら、業務のデジタル化にも力を入れています。特にデジタル基盤「Serendie®」を利用し、収集したデータを分析して新たな価値を創造するなどの活動が進められています。また、世界各地でおよそ15万人の従業員を抱え、グローバルな視点で事業を拡大中です。
このように、新会社の設立は、三菱電機グループ全体の業務効率を向上させる重要なステップとなります。今後、業務改革の成果がどのように具体化していくのか、注目が集まります。