インテックの新システム
2025-03-27 11:29:08

インテックがクラウド版演技解析システムを開発、日本体操協会と連携してトランポリン選手をサポート

インテックと日本体操協会が共に歩む未来



2025年1月から3月にかけて、株式会社インテックは公益財団法人日本体操協会と連携し、トランポリン日本代表選手向けのクラウド版演技解析システムの実用性を評価するPoC(Proof of Concept)を実施することを発表しました。この新しいシステムは、選手の演技改善を目的としています。

クラウド版演技解析システムの背景



インテックは、2019年からトランポリン日本代表のオフィシャルトップスポンサーを務めており、選手たちの演技力向上を支援してきました。その一環として、2023年にはAIと画像解析を利用した姿勢推定技術を導入した演技解析システムを開発しました。このシステムは、ナショナル強化指定選手の練習拠点に設置され、選手たちのパフォーマンス向上をサポートしてきました。

しかし、これまではスタンドアロンの専用端末のみでの利用が可能で、複数の選手が同時に利用することが難しい要因がありました。選手たちからは、自身のタブレットなどを使用して競技映像を確認したいという要望が多く寄せられていました。

この問題を解決するために、インテックはクラウド版を開発しました。この新しいシステムにより、選手はインターネットを介して演技をアップロードし、解析結果を手軽に閲覧できるようになります。さらに、複数の選手が同時にアクセスできるようになり、練習の効率が大幅に向上します。

クラウド版の特長



  • - いつでもどこでも利用可能: クラウド版の演技解析システムは、選手やコーチが自身の端末からアクセスできるため、簡単に演技の動画をアップロードし、解析結果を確認できます。
  • - セキュリティの強化: 認証機能を追加することで、個別のアカウントによりユーザーは安全な環境で演技データを操作できます。これにより、コーチや仲間とのデータ共有も可能になり、コーチングアプリとしての機能が強化されています。

PoCの概要



PoCは、2025年1月16日から3月31日までの期間に実施され、トランポリン日本代表選手25名に個別のアカウントが発行されます。選手たちは手持ちの端末からクラウド版にアクセスし、その使用感についてアンケートやインタビューを通して、実用性や利便性を評価します。

公益財団法人日本体操協会の評価



日本体操協会もこの取り組みに感謝の意を表し、インテックの演技解析システムが選手たちの要望に応えて開発されたことを喜んでいます。会長の藤田直志氏は、クラウド版を活用することで、選手の強化に寄与することを期待していると述べています。

今後の展開



今後、インテックはこの演技解析システムがナショナル強化指定選手に留まらず、より多くのトランポリン競技者に普及することを目指しています。また、クラブチームや大学の選手を対象にした実証実験も2025年度中に計画されています。演技解析システムを通じて、トランポリン競技がより魅力的で身近な存在になることを期待しています。

クラウド版の導入により、ジュニア選手が成長して日本代表選手になる物語を描いた動画も制作される予定で、イベント会場での上映も計画されています。インテックの新しい取り組みが、トランポリン競技の普及と発展に寄与することが期待されます。


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会社情報

会社名
TIS株式会社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071

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