ウエスタンデジタルのNVMe製品
2019-02-27 10:01:16
ウエスタンデジタル、次世代NVMe製品でデータセンター市場に革新をもたらす
ウエスタンデジタルが次世代NVMe製品を発表
ウエスタンデジタルコーポレーション(NASDAQ: WDC)は、データセンターおよびクラウドサービスを対象にしたNVMeベースの新製品を発表しました。今回の発表は、エッジからコアまでを網羅する次世代インフラの実現を目指しています。新たに追加された2つの製品、Western Digital Ultrastar DC SN630 NVMe SSDとWestern Digital CL SN720 NVMe SSDは、これまでのSATA SSDを直接置き換えることができ、パブリック及びプライベートクラウドの展開、ハイパースケールクラウド環境、エッジコンピューティング向けの要求に応えます。
特に、これらの新製品は、ウエスタンデジタルが独自に開発したコントローラー、ファームウェアアーキテクチャー、そして64層の3D NAND技術を駆使しているため、性能、耐久性、そしてTCO(総所有コスト)の低減が図られています。これにより、企業のIT担当者は多様なワークロード及びサーバースプロールの管理において、より効率的な選択肢を得ることができるようになります。
伝えられる技術革新
ウエスタンデジタルは、米本社で開催される「Storage Field Day」を通じて、これらの製品に関連する技術革新を紹介する予定です。このイベントは、2月28日午前9時(日本時間2月29日深夜2時)にライブストリーミングで行われます。詳細はウエスタンデジタルのウェブサイトで確認できます。
NVMeの進化
最近、NVMeはその性能と拡張性の特性から、業界標準として急成長しています。これに伴い、企業やクラウドサービスプロバイダーは、従来のデータベース用途からエッジコンピューティングアーキテクチャーへとシフトしています。ウエスタンデジタルのデータセンター&クライアントコンピューティングデバイスの副社長であるエヤル・ベック氏は、この技術が今後のデータセンターの動向にどのように寄与するかを強調しています。
新製品の詳細
1. Western Digital Ultrastar DC SN630 NVMe SSD
この製品は、クラウドストレージ向けに最適化されたエンタープライズグレードのNVMe SSDで、従来のSATAドライブに比べ、混合ワークロードのIOPSを3倍以上向上させる能力があります。800GBから6.4TBまでの容量を提供し、多様なワークロードと耐久性ニーズに対応します。また、このSSDは特に低遅延が求められるIoT環境でも性能を発揮します。
2. Western Digital CL SN720 NVMe SSD
エッジ市場に特化したこの製品は、起動やシーケンシャル読み込み性能に優れています。256GBから2TBまでの容量で、特にサーバーオペレーティングシステムの起動やエッジデータセンター向けに設計されています。暗号化機能も備え、エンタープライズ向けの要求にも充分に応えます。
今後の展開
両製品はウエスタンデジタルの64層3D TLC NANDプラットフォームを採用しており、Universal CL SN720は既に出荷が始まっています。一方、Ultrastar DC SN630は一部の顧客向けにサンプル出荷されており、正式な提供開始は4月を予定しています。
今回発表された製品は、ウエスタンデジタルが提供するハイブリッドからオールフラッシュ、そしてNVMeストレージシステムまでの幅広いポートフォリオの一部となります。これによって、データセンターやクラウド事業者は、ますます進化する技術に柔軟に対応していくことが求められています。
まとめ
ウエスタンデジタルの新しいNVMe製品は、データの保存、保護、アクセスのニーズを一層充実させ、企業のデータセンター環境を進化させる鍵となるでしょう。詳細情報や最新ニュースは、ウエスタンデジタル公式ウェブサイトなどで随時更新されていく予定です。
会社情報
- 会社名
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ウエスタンデジタル
- 住所
- 東京都港区港南1-6-31品川東急ビル3F
- 電話番号
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