新たな時代に対応する一般社団法人パブリックアフェアーズジャパンの設立

近年、技術やビジネス、社会が急速に変化している中で、企業には利益追求に加え、社会課題の解決への取り組みが求められるようになりました。この潮流に応えるため、一般社団法人パブリックアフェアーズジャパン（通称 PAJapan）が設立されました。この新しい団体の目的は、民間と公共、そして非営利セクターとの架け橋となり、変わりゆく社会において必要なスキルや知識を提供することです。日本ではこれまで、パブリックアフェアーズの体系的な手法や教育の場が整っていなかったため、これを改善するための活動が求められていました。

PAJapanでは、ロビイングや渉外、広報、マーケティング、企業の社会的責任（CSR）、官民連携など、多岐にわたる分野で専門的な知識や技術の向上を目指しています。これにより、民間企業と政府、または非営利セクターの関係者が一堂に会し、互いに学び合う場を提供します。これらの活動を通じて、現代社会の重要な課題に対する意識を高め、その解決に取り組むことが期待されます。

設立の一環として、PAJapanは「2020パブリックアフェアーズ・サミット」を開催しました。これは、日本で初めてのパブリックアフェアーズに特化したビジネスカンファレンスで、経営戦略、民主主義、国際戦略、CSR、世論喚起、社会5.0のガバナンスなど、多様なテーマで議論が行われました。このサミットは、パブリックアフェアーズや関連する分野についての理解を深めるための貴重な機会となりました。

PAJapanの活動には、様々な専門家やリーダーが関与しています。代表理事には、マカイラ株式会社の代表取締役である藤井宏一郎氏が就任し、理事には批評誌『PLANETS』の編集長や城西国際大学大学院の教授も名を連ねています。また、アドバイザーとしても多彩な分野の専門家が参加し、幅広い視点からの知見が提供されています。

一般社団法人パブリックアフェアーズジャパンは、今後も社会課題解決に向けて様々な活動を展開し、パブリックアフェアーズの理解を深めていくことを目指します。設立されたこの団体は、バラエティ豊かな専門知識を結集する場として、社会の発展に寄与することが期待されています。

【公式サイト】 PAJapanサイト
【問い合わせ】 PAJapan事務局: [email protected]