老舗呉服店の着物を使ったサステナブルバッグの誕生

近年、日本の伝統的な着物に対する需要が減少し、市場規模は50年前の約1/6にまで縮小してしまいました。その背景には、呉服店の倒産が相次いでいることや、長年保管されている反物やユーズド着物が廃棄される問題があります。しかし、そのような状況を打破するべく、老舗呉服店に眠る着物をアップサイクルし、日常使いのサステナブルバッグを製作するプロジェクトが始まりました。

このプロジェクトは、伝統的な職人技術を用いて作られた着物の生地を再利用し、現代のスタイルにマッチするようにデザインされたバックを提案しています。カジュアルなカットソーやジーンズ、さらにはリラックスしたワンピースにぴったりのアイテムです。クラウドファンディングでは、2種類のバッグが販売予定です。

まずは竹ハンドルバッグ。こちらは、竹の持ち手を採用することで和の雰囲気を感じさせるデザインに仕上げました。シルク100%の高級感があり、内ポケットも完備。ギャザー入りのデザインが可愛らしさを演出しています。次にやわらかトートバッグは、シンプルかつ折りたたみ可能な便利なバッグで、エコバッグとしても活躍します。

使用する生地はシルクのため、環境負担が少なく、最終的に自然に還ることができます。特に、紬（つむぎ）織りと小紋柄の2種類の生地が用意されており、それぞれの手触りや光沢感によって異なる魅力を持っています。職人の技術によって生み出された独特のデザインと品質は、一点ものの魅力を引き立てます。

今回のプロジェクトのゴールは、伝統文化を守りつつ、持続可能なファッションを実現することです。日本の着物文化は、高度な職人技によって育まれ、その魅力は現代人にもぜひ知ってほしいものです。着物を身近に感じられる機会を創出することで、職人の技術や日本独自の文化を次世代へと引き継ぐ手助けをしたいと考えています。

また、このプロジェクトでは、Makuakeでの購入者に特典として10% OFFを提供。竹ハンドルバッグは通常19,800円のところ17,820円、やわらかトートバッグは通常14,800円から13,320円になるお得な価格設定です。期間は9月28日から10月28日まで。この機会に、環境に優しいサステナブルバッグを手に入れ、日常生活で日本の伝統を感じてみてはいかがでしょうか。