「点々」がPOTLUCK AWARD 2025でグランプリに輝く
2023年10月7日、東京ミッドタウン八重洲で開催された「POTLUCK AWARD 2025」において、地域循環型ブランド「点々」がグランプリを受賞しました。この受賞は、地域の資源を最大限に活用した持続可能な取り組みが評価された結果です。
POTLUCK AWARDの概要
「POTLUCK AWARD」は、日本各地の企業やNPO、自治体はもちろん、個人に至るまで、地域に貢献する活動を表彰するイベントです。今回のアワードでは、全国から100件を超える応募があり、その中から選ばれた12組が最終審査に臨みました。審査を経て、地域の未来を見据えた取り組みが評価された点々が栄えあるグランプリを獲得しました。
「点々」の取り組み
「点々」は岡山県西粟倉村に拠点を構え、「平飼い養鶏から始まる資源循環と風景づくり」というコンセプトのもと、地域の未利用資源を活用する取り組みを進めています。具体的には、純国産鶏の後藤もみじを広いスペースで飼育し、地域で発生する野菜くずや規格外の米、鶏糞などを活用して、持続可能な農業を実践しています。
調理で出た野菜くずや草刈りでカットされた青草、出荷できない規格外の食材はすべて鶏の餌として再利用されます。これにより、地域社会における資源循環が生まれ、養鶏により産出された美味しい卵や鶏糞は田畑の肥料として使われます。そんな流れが、地域の風景を美しく整えているのです。
代表者の思い
授賞式での代表取締役・羽田知弘氏は、103組のエントリーから選ばれたことに強い感動を覚え、「点々の取り組みはPOTLUCK的である」として、将来的にこの取り組みが全国に広がることを期待していると述べました。
株式会社点々の未来
株式会社点々は、地域の食や宿を通じて環境の持続可能性を守ることに注力しています。生産から販売までを一貫して行い、地域資源を活かしたマイクロエリアブランドの運営を視野に入れています。さらには、インバウンドやアウトバウンドを見据えたグローバルな展開も計画しています。「半径1kmの風景をつくる」という理念のもと、地域に新たな価値を提供することで、持続可能な社会の実現を目指しています。
会社概要
今後も「点々」の取り組みに注目が集まることでしょう。地域の未来に寄与するその姿勢は、多くの人々に影響を及ぼす可能性を秘めています。