信長をテーマにした新作
2022-09-03 13:19:34
京都フィルハーモニー室内合奏団が挑む新作『本能寺ラプソディ』の舞台裏
京都フィルの新たな挑戦、信長の夢を描く
2023年9月18日、京都コンサートホールで初演を迎える新作『本能寺ラプソディ NOBUNAGA'S DREAM』。この作品は、創立50周年を迎えた京都フィルハーモニー室内合奏団が、オーケストラ、能、俳優のコラボレーションとして発表されるものです。人気の能楽師や俳優が出演する広告風景の中、作品のテーマである織田信長の物語に新たな息吹を吹き込む試みが注目されています。
作品の背後にあるストーリー
本作では、信長が本能寺での炎に飲み込まれる際、彼を裏切ったのは誰かという視点から物語が展開されます。一体、明智光秀はどのようにして信長を討つことに至ったのか。この作品は、現代の情報社会とはかけ離れた時代背景の中で、真実を探るための侍の捜査劇に仕上げられています。情報が伝達される手段が限られていたあの時代に、はたして誰が本能寺の変を知っていたのか、そしてこの史実における最大の裏切りの真相が何であったのか、一人の侍が多くの人物に嫌疑をかけながら明かそうとする姿が描かれています。
豪華な出演者陣
本作の本質を支えるために、多彩な才能が揃いました。脚本を手掛けた三谷昌登氏は、数々のヒット作に携わった著名な作家であり、作曲は萩森英明氏が担当。指揮には栁澤寿男氏が起用され、能楽には伝統芸能の重鎮、片山九郎右衛門氏が登場します。そのほか、俳優陣には大野泰広氏と東山龍平氏が名前を連ね、舞台を盛り上げます。
イベントの詳細
この特別なイベントは、9月18日(日)14:00に京都コンサートホール大ホールで開催されます。前売り券は各種席が用意されており、ユース席が1,000円からあるため、幅広い年齢層が楽しむことができます。全席指定で、未就学児の入場は不可ですが、クラシックや伝統芸能に馴染みのない人でも楽しめる内容に設定されているとのことです。
京都フィルの50年
京都フィルハーモニー室内合奏団は、1972年に設立されて以来、常に「クオリティは高く、ステージは楽しく」というポリシーを貫いてきました。この50年間、「挑戦する室内オーケストラ」として新たな作品を発表し、地域とのつながりを深める活動を続けています。特に、子ども向けの音楽観賞会では、全国の多くの学校に楽しい音楽を届けており、これからも多様な文化との共演を通じて新たな挑戦を展開していくことでしょう。
この記念すべき新作『本能寺ラプソディ』は、京都の文化と歴史を感じさせるとともに、観客に新たな視点を提案する機会になるに違いありません。オーケストラ、能、俳優たちの共演をぜひお楽しみください。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人京都フィルハーモニー室内合奏団
- 住所
- 京都府京都市中京区三文字町200番地ミックナカムラ303号室
- 電話番号
-
075-212-8275