シニア職人の技術
2022-04-11 14:02:29
シニア職人が織りなす新たな「お直し」サービスとその魅力
シニア職人が織りなす新たな「お直し」サービスとその魅力
2022年3月、東京都新木場に「テーラーバンク・テクニカルラボ」が開設されました。この新しい拠点は、シニア職人たちがその豊富なキャリアと高度な技術を持ち寄り、特に専門的なお直しに特化したリノベーション工場として機能しています。ここでは、アパレル業界における持続可能性への取り組みが強化され、顧客満足を追求する新たなサービス開発が行われています。
新木場に誕生したテーラーバンク・テクニカルラボ
この新しいラボでは、テーラーバンクが誇る熟練のシニア人材が活躍します。平均年齢は70歳という彼らは、オーダースーツの技術や縫製工場での技術部長の経験を持つ専門家たちです。高い技術と豊富な経験を活かし、お直しのサービスを通じてアパレル製品のクオリティを向上させています。
輸送の合理化と環境への配慮
テーラーバンク・テクニカルラボが新木場に設立されたことで、物流の効率化が実現しました。取引先が多い東京に拠点を設け、共同配送を行うことで、経済的負担を軽減しています。この取り組みは、単に効率化だけでなく、服への摩擦やシワなどのストレスを減らすことにもつながっています。また、配送に伴う環境負担を軽減することも意識しており、持続可能なビジネスモデルを追求しています。
お直しを中心とした新サービスの開発
テーラーバンク・テクニカルラボでは、お直しサービスをコアにした新しいサービスの開発にも力を入れています。一般的な工場とは異なる使い方を模索し、お直しによって生まれる新たな価値を提案する場となることを目指しています。
このラボでは、他業種とのコラボレーションも視野に入れたリサーチが行われており、アパレル業界における革新を図る取り組みが進められています。例えば、傷や汚れの補修、専門的なクリーニング、預かりサービスなど、多岐にわたるアフターケアを提供することで、顧客との関係構築も強化されています。
現在の取引先企業とテーラーバンクの理念
テーラーバンクは、株式会社オンワードパーソナルスタイル、タンゴヤ株式会社、株式会社FABRIC TOKYO、株式会社コナカなど、数多くの企業と取引を行っています。このようなパートナーシップを通じて、テーラーバンクは「洋服を購入した時からスタートするサービス」として、顧客生涯価値(LTV)を高める取り組みを推進しています。
満足度の高いアフターケア
テーラーバンクが展開するサービスには、お直しのほかにも、傷や汚れ、破れ、ほつれ、色あせなどの補修に関わるメンテナンス、スーツやジャケットに適した専門的なクリーニング、さらにはストレージやデリバリーなどが含まれています。独自のWEBシステムを利用し、店舗と工場の連携を強化することで、顧客への迅速かつ満足度の高いサービスの提供を実現しています。
まとめ
テーラーバンク・テクニカルラボの設立は、シニア職人たちの技術を新たな形でアパレル業界に反映させる画期的な試みです。持続可能なビジネスモデルの構築を目指し、環境への配慮や顧客サービスの充実に力を入れるこの取り組みは、今後のアパレル業界にとっても大きな意味を持つことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社テーラーバンク
- 住所
- 岐阜県岐阜市茜部寺屋敷1−105
- 電話番号
-
058-201-2300