業務提携の発表
株式会社Ballista(以下、Ballista)と合同会社CIRCULATION DESIGN STUDIO(以下、CDS)が2025年8月に業務提携契約を結ぶことを発表しました。この提携は、両社が持つ強みを活かして、“戦略×都市/地域開発”の観点から日本社会の未来を見据えた取り組みを進めることを目指しています。
提携の背景と目的
日本の都市は、人口過密や気候変動など、多様な社会問題に直面しています。また、地方では人口減少や高齢化が進行していることから、地域の経済縮小が懸念されています。そんな中、効果的な地域活性化の必要性が高まっています。両社の提携により、専門的な支援が不足している地域にも新たな機会を提供し、全ての地域に価値を届けることを目指します。
現場主義に基づく取り組み
Ballistaは、現場の実行を重視し、様々な地域において具体的なプロジェクトを推進しています。例えば、北海道エアポート株式会社との協業では、地方経済の活性化を目的に観光戦略を策定しました。本プロジェクトは、地域の特性を生かし新たな価値を創出することを狙いとしています。CDSもまた、建築設計において持続可能な地域づくりを力強く推進してきた実績があります。
戦略と体験デザインの融合
CDSの代表、杉本氏は「体験デザイン」を基に、地域固有の価値を引き出すプロジェクトを展開しています。これは、地域の文化や歴史を考慮した上で、訪問者に価値ある体験を提供するものです。今回の提携により、単なる計画書にとどまらず、実行可能性の高いソリューションを提供する環境が整います。
今後の展望
上述のように、両社は地域創生のプロフェッショナルとして、この提携を通じて、地域の課題解決に向けた「伴走型」の支援を行います。特に、これまで専門的な支援が行き届かなかった地域に焦点を当て、企画から実行に至るまで二人三脚で取り組むことを約束しています。今後は各自治体や企業と連携を深め、新たなプロジェクトを推進します。
また、両社はこれまでの実績や知見を活かしながら、地域ごとのニーズに合ったプロジェクトの推進を目指します。今後の展開として、不動産や公共空間の活用に関する協業が挙げられ、地域の魅力を引き出す新たな試みに期待が寄せられています。
Ballistaの理念
Ballistaの代表、中川氏は「絵に描いた餅で終わらせない実行力」を掲げ、現場に根ざした取り組みを重視しています。この提携を通じて、地域住民としっかりと向き合い、多面的なアプローチで未来を切り拓いていく姿勢を示します。地域社会の未来を変えるための挑戦を共にしていく決意を示しています。
最後に
CDSの杉本氏も持続可能な地域づくりに貢献することを約束し、両社が協力して日本各地で新たな価値創造に取り組むことが公言されています。これからの地域振興の風景がどのように変わっていくのか、期待が高まります。両社の新しい関係が、地域社会にどのような明るい未来をもたらすのか、注目したいところです。