AIエージェント「AIさくらさん」の導入
茨城県日立市の保健福祉部 国民健康保険課に、AIエージェント「AIさくらさん」が導入され、2026年6月下旬から本格的に稼働を開始します。この取り組みは、年間約25,000件の電話問い合わせに対して定型的な対応を行うことで、職員の業務負担を軽減し、市民へのサービス向上を目指すものです。
導入の背景:自治体の電話対応の現状
自治体においては、特に医療や保険、年金に関する問い合わせが集中し、日立市でも繁忙期となる6~7月には問い合わせが急増します。この期間には、資格確認書や納入通知書の発送に関する「内容を確認したい」といった問い合わせが多く、職員は大きな負荷を抱えていました。
AIさくらさんがこれらの定型問い合わせを担当することにより、職員は本来の専門業務に集中することが可能となります。これは単なる業務効率化ではなく、持続的な行政運営を実現するための重要なステップとなるでしょう。
AIさくらさんの機能
24時間365日対応
AIさくらさんは、市民の問い合わせを時間を問わず受け付けることができます。これにより、忙しい市民が必要な情報をいつでも得られるようになります。特に、夜間や休日の対応が可能な点は、市民の満足度を大きく向上させることでしょう。
ハイブリッド体制の確立
AIはすべての問い合わせに自動で対応するわけではありません。複雑な案件や個人情報に関わる事項については、即座に人間の担当職員に電話を転送します。この方法により、AIさくらさんは職員の負担を軽減しつつ、専門性の高い業務に専念できる体制を整えます。
「育てるAI」の実現
本プロジェクトでは、現場の職員から収集した市民の生の声をAIさくらさんに学習させ、運用開始後も実際の問い合わせ傾向を分析し続けます。これにより、AIが常に進化し、市民のニーズに適応した高精度の回答が可能となります。これは単なるFAQシステムとは一線を画した、現場と連携しながら成長するAIの運用モデルです。
AIさくらさんの強み
AIさくらさんは、最新のAI技術を駆使し、ユーザーが特別な設定やチューニングをすることなくすぐに利用可能です。さらに、特許やISOの取得により確かな品質とセキュリティを確保しています。短期間でクライアントのニーズに合わせたカスタマイズが行えるため、幅広い業種での導入が進んでいます。
多くの企業や自治体がAIさくらさんを導入し、駅や商業施設、ウェブサイト、電話でのAI接客を実現しています。
会社概要
株式会社ティファナ・ドットコムは、東京都目黒区に本社を構え、「AIの力で世の中を笑顔にする」という理念のもと、さまざまな事業を展開しています。2000年の設立からWeb制作事業を中心に成長しており、2016年には「AIさくらさん」をリリースしました。2024年3月にはHEROZ株式会社のグループに加わる予定です。
AIさくらさんは、DX推進の一翼を担っており、自治体の業務効率化に寄与しています。これからの運用においても、市民へのサービス向上が期待されます。