大分県で実現「捨てない園芸」プロジェクト
2025年のアースデイに向けて、アップソイルカンパニー株式会社が、土の再生材「upsoil(アップソイル)」を用いたデモンストレーション花壇を大分県別府市の観光施設、城島高原パークに設置しました。このプロジェクトは、地域企業との協力によって実現したもので、「ONE BEPPU DREAM AWARD」のファイナリスト選出を契機に始まりました。
アースデイを機に「地球に優しい選択」を
アースデイは、環境への意識を高め、持続可能なライフスタイルを考えるための日です。この節目に合わせて、アップソイルを活用した花壇を設置することで、「捨てない園芸」と「循環型社会」の重要性を来場者に直接体験してもらう狙いがあります。
花壇の前では、株式会社城島高原オペレーションズの代表取締役社長、黒木達夫氏やアップソイルカンパニーの中原ひとみ氏が記念撮影し、その意義を広める姿が見受けられました。
upsoilの花壇が生まれた背景
この花壇は、2025年2月に開催されたビジネスプラン発表会「ONE BEPPU DREAM AWARD」の結果を受けて設置されました。再生可能な土を使った花壇で地域の方々や観光客に「再生」という新しい価値観を届けたいという強い思いから、今回のプランが実現しました。
地域企業との連携も重要な要素で、城島高原パークを運営する株式会社城島高原オペレーションズやクリエイティブ制作を担当する株式会社佐伯コミュニケーションズの協力を得て、花壇に「地球に優しい土 upsoil花壇」とQRコードを記した看板も設置されています。この看板を通じて、花壇とその背後にある環境へのメッセージも伝える仕掛けが整っています。
環境への想い
「城島高原は阿蘇くじゅう国立公園の中に位置し、レジャー施設と自然が共存しています。環境問題に対して強い関心を持っており、土の再生や地域資源を活かした循環型社会の構築を目指すアップソイルカンパニーの理念に共感しました。今から美しい花が咲くのが楽しみです。」と黒木氏は語っています。
upsoilとは?
アップソイルカンパニーが提案するupsoilは、使用済みの古い土に再度命を吹き込む「土の再生材」です。不要な古い土を取扱い、別府の温泉の蒸気熱での消毒と再生処理を経て、新品同様の培養土へと生まれ変わらせます。この取り組みは、CO₂排出削減や資源の有効活用、ごみの減量に貢献する点で、地球に優しい選択を実現しています。
体験を通じた理解
今回設置されたupsoilの花壇は、見て感じるだけでなく学ぶ機会も提供しています。将来的には、アップソイルカンパニーが推進するサステナブルな園芸文化が地域に根付いていくことが期待されています。
会社の基本情報
- - 会社名:アップソイルカンパニー株式会社
- - 代表者:中原ひとみ
- - 所在地:大分県大分市
- - 設立:2022年
- - 事業内容:土の再生材「upsoil」の製造・販売、土の回収・再資源化、環境教育、循環型プロジェクト推進
- - 公式サイト:upsoil.online
この取り組みを知ることで、私たち一人ひとりが循環型社会の実現に向けて何をできるのか、考えさせられる機会となりました。