フランスのラグジュアリーバッグブランドが新たなコレクションを発表

フランスのラグジュアリーバッグブランド、モワナが新たなコレクションを発表

1849年に設立されたフランスの高級バッグブランド「モワナ(MOYNAT)」が、再びグラフィックデザイナーの永井一正氏とのコラボレーションを実現しました。これにより、2025年のホリデーコレクションを発表する運びとなり、12月3日からギンザのドーバーストリートマーケットにて限定カプセルコレクションが販売されます。このコレクションの魅力は、再び息を吹き込まれた伝統とモダンなアートの融合です。

永井氏は、このコラボレーションについて「ドーバーストリートマーケットギンザ」という若い世代が訪れる場所で発表できたことを大変嬉しく思っており、興味を抱いてもらえることを願っています」とコメントを寄せています。

限定コレクションの詳細

モワナと永井一正氏のコラボレーションによって制作された「Landscape Edition」は、南座の名誉ある襲名披露に併せて企画されました。ドーバーストリートマーケットギンザでは、12月3日から25日までの期間限定で発売され、各アイテムはパリのアトリエで一つずつ手作業で仕上げられています。モワナ特有の技術が駆使され、永井氏の描き下ろしアートワークが施されたデザインは、斬新かつ洗練された印象を与えます。

八代目尾上菊五郎丈はこのコラボレーションについて、「伝統と革新の交差点に立つ貴重な機会」と表現し、モワナの150年以上の職人技と歌舞伎の意義が見事に融合していると称賛しています。この特別なコレクションは、ギンザの1階のピロティスペースと4階で行われるインスタレーションでも展示され、訪れる人々を魅了することでしょう。

Holiday 2025 コレクションの新作アイテム

2025年のホリデーコレクションでは、永井氏の「LIFE」シリーズを称えた特別なアートワークが登場します。モワナ製のキャンバストート、ホーボーバッグ、バッグチャームなど、多彩なアイテムが用意され、トラ、ミミズク、シカ、ワニといった魅力的なモチーフが反映されています。

また、モワナの定番であるブラウンモノグラムに新色のバーガンディ、カーキ、ネイビーが加わり、シーズナルカラーが彩りを添えています。永井氏は「モワナの職人たちの技術の高さに心を奪われ、彼らの作品が持つ一体感が使用者の夢を広げてくれる」と、感銘を受けた様子で語っています。

永井一正氏について

永井一正（1929年、大阪生まれ）は、日本を代表するグラフィックデザイナー・版画家として名を馳せています。彼は1951年に東京藝術大学を卒業した後、1960年に日本デザインセンターを設立しました。「LIFE」シリーズを含む多くのポスターで国際的に評価され、数々の賞を受賞しています。彼の作品は、世界中の美術館に所蔵されており、モダンアートの巨匠としての地位を確立しています。

モワナのこだわり

モワナは1849年に創業し、選び抜かれた素材と職人の卓越した技術により、まるで芸術品のようなレザーバッグを生み出しています。各アイテムはひとりの職人が全工程を担い、伝統的な技術を駆使して丁寧に作られます。これにより、シンプルでありながら洗練されたデザインが創り出され、様々なシーンで活躍できるアイテムとなっています。

ギンザでの限定商品の販売は、モワナと永井一正氏のコラボレーションを通じて、多くの人々にその魅力を伝える機会になるでしょう。是非、期間限定の貴重なアイテムに触れ、モワナが作る洗練された世界観を体感してみてください。