サルデーニャ州の魅力
2025-07-03 11:20:18

2025年大阪関西万博で魅せるサルデーニャ州の魅力とは

2025年大阪関西万博で魅せるサルデーニャ州の魅力



2025年の大阪・関西万博において、イタリアのサルデーニャ州が注目を集めています。2025年6月27日、同州は公式記者会見を行い、「地中海の中心での新たな体験と感動」というテーマに基づき、その観光業の魅力を広くアピールしました。このイベントでは、サルデーニャ州の持つ美しい風景と豊かな文化を紹介し、多くの人々にその独自性を伝えることが目的です。

会見の冒頭では、大阪関西万博2025・イタリア政府代表のマリオ・ヴァッターニ大使がサルデーニャ州の役割に対して感謝の意を表しました。特に、サルデーニャ州は文化だけでなく、重力波研究をテーマにした「アインシュタイン・テレスコープ」の候補地としても注目されているとのこと。将来的な科学の発展にも寄与する取り組みが進行中です。

次に、サルデーニャ州副知事のジュゼッペ・メローニ氏が壇上に上がり、万博内イタリア館の人気ぶりについて語りました。彼は、イタリア館が訪れる人々で賑わっていることに驚きを隠せず、関係者への感謝の意を表しました。また、サルデーニャの伝統的な仮面「ス・ボエ」を贈呈し、文化交流を深める姿勢を示しました。ス・ボエは、黒い仮面と白い仮面があり、それぞれ死や悪魔、再生や復活を象徴しています。

会見の後半では、サルデーニャ州の観光・工芸・商業担当評議員、フランコ・クックレッドゥ氏が登壇し、州が提供する観光サービスや自然の魅力を詳しく解説しました。彼は特に、サルデーニャのビーチが「世界のベストビーチ50選」に選ばれたことを強調し、多くの自然愛好家がサルデーニャを訪れる理由を理解してもらおうとしました。さらに、考古学遺産や伝統工芸の文化的価値についても言及し、サルデーニャの持つ歴史的背景を再認識させました。

サルデーニャ州の特にユニークな点は、持続可能な観光に注力していることです。歴史的な建物の再生を進め、地域の魅力を最大限に生かした観光の在り方を模索しています。ワークショップや国際交流も行われており、地域の魅力をより高める努力が続いています。興味深いのは、サルデーニャと沖縄が持つ共通点です。両地は健康的な長寿者が多く住む「ブルーゾーン」として知られており、長寿をテーマにした交流が期待されています。

会見の締めくくりには、サルデーニャ人が元気に過ごす様子を描いたユーモアたっぷりの映像が上映されました。地元の高齢者たちがアクティブに生活する様子が紹介され、長寿の秘訣として「サルデーニャ人になること」と「グラッパを楽しむこと」が結論付けられました。

その後、イタリア館内にて「サルデーニャ州」をテーマにランチョンが行われ、訪問者たちは地元の料理やサルデーニャ産のワインを楽しむことができました。このように、サルデーニャ州は万博を通じて観光業をPRし、その魅力を広く伝える努力を続けています。

大阪関西万博2025は、サルデーニャ州の文化や観光を紹介する素晴らしい機会であり、今後の交流がどのように発展していくのかに期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
在日イタリア商工会議所
住所
東京都港区三田4-1-27FBR三田ビル9階
電話番号
03-6809-5802

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