ジャパントラスト、上海に駐在員を配置し国際物流を強化

ジャパントラスト、上海への駐在員派遣を発表

国際物流サービスを展開するジャパントラスト株式会社が、2025年8月から中国・上海に初の駐在員を派遣することを発表しました。これは、同社が所属するSTAR Logistics Holdingsグループの兄弟会社、飛流通王(上海)国際貨物運輸代理有限公司の本社へ社員を派遣するものです。日中間のサプライチェーンの重要性が増している中、顧客から需要される迅速かつ高品質な物流サービスを提供するための戦略的な一手です。

駐在員派遣の背景

近年、日中間の物流業界は日々変えられる環境に適応する必要があります。特に、中国から米国への貨物輸送では、タイムリーな情報交換が求められており、現地での情報収集能力やトラブル対応力の強化が不可欠です。こうした背景から、ジャパントラストは駐在員を通じた現地での体制強化を決定しました。

STAR Logistics Holdingsとの連携

今回の駐在員派遣は、グループ内の兄弟会社スコア・ジャパンの上海拠点との連携を強化する狙いがあります。これにより、グループ間での情報連携が深まり、顧客に対し一貫してシームレスな物流ソリューションを提供することが可能になります。このネットワークの密な連携は、今後国際物流のニーズに答えるための重要な要素となるでしょう。

派遣先と駐在員のプロフィール

派遣先は、飛流通王(上海)国際貨物運輸代理有限公司の本社で、所在地は上海市闵行区の光华路458号です。駐在員として派遣されるのは、同社の中国人社員である柳（リュウ）さん。柳さんは2001年から日本に住み、2011年からジャパントラストで輸出業務のエキスパートとして活躍しています。両国の文化と言語に熟知した彼が現地で顧客やパートナー企業との円滑なコミュニケーションを実現することで、よりきめ細やかなサービスを提供することが期待されています。

今後の展望

ジャパントラストは、上海に駐在員を派遣することでアジア中心のネットワークを強化していく方針です。グループ内の各社との連携を更に進め、国際物流の多様化と複雑化に対応し、顧客へ高付加価値のサービスを提供していくことを目指しています。この新たな取り組みがもたらす効果を期待しつつ、今後の活動に注目が集まります。