TRPGで地域活性化
2024-09-25 19:38:12

岡山県西粟倉村がTRPGで地域活性化に挑む新企画の裏側

岡山県西粟倉村が新たなプロジェクトとして、テーブルトークRPG(TRPG)を使った地域活性化策を打ち出しました。この取り組みは、村が抱える林業の将来を見据えつつ、若い世代に向けたエンターテインメントを通じて、地域の認知度と付加価値を高めることを目的としています。

この新しいプロジェクトの一環として、西粟倉百年の森林協同組合はTRPG本『あわくら日誌(仮題)』の制作を開始しました。その制作資金は、クラウドファンディングサイト「アワクラファン」を通じて募ります。具体的には、2024年9月28日から11月24日までの間に150万円の目標金額を設定し、資金を集める予定です。このTRPG本には、4つのシナリオとともに地域の資料集が収録され、プレイヤーは西粟倉村を舞台にした物語を楽しむことができます。

TRPGはプレイヤー同士の対話や想像力が重要なゲームです。岡山県のこの村のTRPGプロジェクトは、今まで地域に興味がなかった層にアプローチする手段としても期待されています。特に、YouTubeなどのメディアでTRPGが注目される中、若年層に対するマーケティング効果が期待されています。これにより、ただ林業に興味がある人々だけでなく、幅広い層に西粟倉村を知ってもらうことができるのです。

さらに、このプロジェクトは、村の活動としてのTRPGイベントも開催されます。9月から11月にかけて、村内のさまざまな場所でTRPG体験会を開く計画です。参加者は無料で、未経験者でも楽しめる内容となるよう、簡単に遊べるゲームが準備されています。これにより西粟倉村に足を運ぶ人々が、遊びながら地域について学び関わりやすくなることを目指しています。

地域活性化を推進する西粟倉村は、過去に「百年の森林構想」を掲げ、環境モデル都市やバイオマス産業都市としての発展を遂げる中で、地域の若者や移住者が増加してきました。しかしながら、国内外の多くの人々にはまだその存在が知られていないのが現状です。このTRPGを通じて、新たな風を吹き込む試みは、村の認知度や関係人口の増加に繋がると期待されています。

このプロジェクトが成功し、地域活性化に寄与することができれば、他の地域にとっても新しいモデルケースとなるでしょう。食や観光だけでなく、エンターテインメントの力を駆使して、地域の魅力を発信していく試みが今後どう進化していくのか、多くの人々の関心が集まることでしょう。西粟倉村のTRPGプロジェクトに密着し、その動向を追い続けていきます。


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会社情報

会社名
西粟倉百年の森林協同組合
住所
岡山県英田郡西粟倉村長尾657-1
電話番号

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