携帯音声通信における本人確認方法の改正案、意見募集開始

総務省が携帯音声通信に関する意見を募集

総務省は、携帯音声通信業界における契約者の本人確認や不正利用の防止に関する法律施行規則の改正案について、広く一般からの意見を求めています。この意見募集は2023年12月6日から2024年1月9日までの間に行われ、改正に向けた重要なプロセスとなっています。

改正の背景

現行の法律では、携帯音声通信において追加契約を行う際に必要とされる本人確認方法がいくつかあります。具体的には、本人確認書類の提示に加え、IDやパスワードを利用した簡易な確認方法も認められています。しかし、近年の犯罪行為の高度化に伴い、この簡易な方法が悪用されるケースが増加しています。

このため総務省は、「ICTサービスの利用を巡る問題に関する報告書」を基に、本人確認の厳格化が必要であることを認識し、規定の見直しを進めることとなりました。

募集内容と意見の提出方法

意見募集の対象は、携帯音声通信事業者による契約者の本人確認方法及び不正利用の防止に関する法律施行規則の改正に関する案です。応募者は、提案された規則案について自分の意見や考えを自由に表現できます。また、提出された意見は後日公開される可能性があるため、慎重に考慮する必要があります。

意見の提出方法については、詳細な要領が公表されており、電子メールや郵送によっても応募できます。締め切りは2024年1月9日で、郵送の場合も必着であることが強調されています。