次世代農業を切り拓く「Agri Tech Lab Tokyo」始動
株式会社Square Roots Japan(以下、スクエアルーツジャパン)は、東京都の新木場駅近くに1月にオープン予定の「Agri Tech Lab Tokyo」を発表しました。この新しい施設は、最先端のモジュール型屋内農場として設計され、日本の農業文化と最新技術の融合を図ります。新たな農業モデルを実現するため、同社は様々な課題克服に取り組みます。
「Agri Tech Lab Tokyo」の意義と機能
「Agri Tech Lab Tokyo」は、地球温暖化による干ばつや洪水、さらには食料危機というグローバルな課題に真剣に取り組む場であると同時に、日本国内の農業従事者が直面している高齢化や後継者不足、食料自給率の低下といった構造的な問題も解決していくことを目指しています。具体的には以下の機能を持っています:
1.
R&Dの場
- 日本の環境下で米国で商用化された作物の再現実証を行う。
- 日本独自の作物の試験栽培を実施。
- 国内機関や企業との共同研究も行い、技術や資源の相互共有を目指します。
2.
ショールーム・商談スペース
- 商用化を見据えたクライアントやパートナーへのプレゼンテーションが可能。
- メディア向けのイベントや講演会も開催されます。
3.
人材育成拠点
- ファーム人材の研修機能を備えており、教育機関やパートナー企業からのインターンシップを受け入れる予定です。
4.
商用ファーム
- 2026年下期以降に商用稼働を開始予定です。
都市近接型生産モデルの意義
スクエアルーツジャパンは、農業の生産拠点を都市に置くことで、物流インフラと直結し、消費地に近いサプライチェーンを実現します。これにより、フードマイレージの削減や鮮度・品質の向上を図ることができ、地域社会への安定供給が可能になります。特に、レストランや小売業、医療機関など、さまざまな需要に応える柔軟性を持っており、地域のレジリエンス向上にも寄与します。
また、新たな雇用を創出することで、若年層が誇りを持って働ける都市型農業の職域が広がっていくことが期待されます。今後、自治体や教育機関、流通業者、飲食業者との協力を強化し、「都市と農業の融合」を進めて、地域社会に新しい価値を提供します。
都市の未活用スペースを活かす
「Agri Tech Lab Tokyo」は、従来農業利用が難しいと考えられていた都市部の未活用スペースに新たな価値を提供します。独自の環境制御技術とモジュール型農業システムを駆使することで、屋高架下倉庫というインフラを活用し、新しい農業モデルを構築します。さらに、経験の浅い人材でも運営できるようデータ化とシステム化を進め、持続可能かつ高付加価値な都市型農業の普及を図っていきます。
トビアス・ペグス氏のコメント
Square Roots USAの共同創業者でありCEOのトビアス・ペグス氏は、今回のプロジェクトの意義について「日本の伝統とテクノロジーの相互還元を体現する活動が始まりました。私たちはこの施設を、人々の食生活や働き方に変革をもたらす場として育て上げていく」と述べています。
採用情報
「Agri Tech Lab Tokyo」の新設にともない、都市近接型の持続可能な農業モデルを共に創る仲間を募集しています。
- - ファームマネージャー: 屋内農場の生産活動全体を統括する役割
- - ファーマー: 野菜生産の中核を担当
- - ファシリティテクニシャン: 設備や施設の管理
履歴書や職務経歴書を準備した上で応募いただきたいと思います。
会社概要
- - 会社名: 株式会社Square Roots Japan
- - 所在地: 東京都港区南青山5-4-27 Barbizon104 6F
- - 代表取締役: 松本 舞
- - 事業内容: モジュール型屋内農場の開発・運営、都市型農業ソリューションの提供
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