城戸夕果の新作
2025-06-20 10:52:46

フルート奏者城戸夕果、25年ぶりのアルバム『Brisa』を発表

フルート奏者 城戸夕果が待望の新アルバムをリリース



約25年ぶりに帰ってきたフルート奏者の城戸夕果が、新たなCDアルバム『Brisa』を2025年6月27日にリリースすることが発表されました。このアルバムは、彼女のフルートによるブラジル音楽の名曲を収録したもので、全国のレコードショップや音楽配信プラットフォームで聞くことができます。

アルバムリリースの背景



このリリースは、音楽工房「78label」の主催者である小説家・今野敏の長年の夢が実現したものです。彼は城戸のライブに足繁く通っていた思い出があり、城戸への新しいアルバムのプレッシャーをずっとかけていました。ついに実現したこのアルバムには、彼らの深い絆と共通の音楽への情熱が詰まっています。

アルバム『Brisa』について



『Brisa』はフルート奏者城戸夕果の最新作で、収録曲は以下の通りです:
1. Brisa(オリジナル楽曲)
2. Joana Francesa(シコ・ブアルキ)
3. A Felicidade(アントニオ・カルロス・ジョビン)
4. Anos Dourados(アントニオ・カルロス・ジョビン)
5. Choratina(ジョニー・アルフ)
6. Desde Que O Samba E Samba(カエターノ・ヴェローゾ)
7. Para Voces Com Grande Carinho(エルメート・パスコアール)
8. Maninha(シコ・ブアルキ)
9. Eu E A Brisa(ジョニー・アルフ)

特に注目すべきは、アルバムの冒頭に位置する「Brisa」です。この楽曲は城戸夕果自身が作曲したもので、アルバムのテーマを美しく表現しています。また選曲にもこだわりが感じられ、名曲やスタンダード集に留まらない独自の色彩を見せています。

城戸夕果の経歴



神戸出身の城戸夕果は、茅ヶ崎で育ち、洗足学園大学を卒業。彼女は学生時代からジャズやフュージョンのバンドで活動し、1990年にブラジルを訪れたことで本格的にブラジル音楽の世界に飛び込みます。
その後、1993年には自らリーダーを務めるアルバム『XUXU』を含む、いくつもの作品を発表し、国内外での活躍を続けてきました。しかし、2000年代に入ってからは、外交官であるパートナーに同行する形で、様々な国で音楽活動を続けていましたが、久しくレコーディングから遠ざかっていました。それゆえ、『Brisa』は彼女にとってまさに再起を意味するアルバムとなります。

アルバムの特徴



『Brisa』は、フルートとブラジルの音楽の融合を楽しむことができる作品です。アルバムには、パーカッション奏者の岡部洋一、ベーシストのコモブチキイチロウ、そしてピアニストの伊藤志宏が参加しており、独自のアンサンブルが形成されています。ピアノ・トリオを基軸としたこの編成は、ブラジル音楽の伝統的なフォーマットとは異なり、洗練された室内楽の透明感と繊細なジャズの要素を取り入れて、独特のサウンドを生み出しています。

さらに、アルバムには客演ミュージシャンが参加し、曲ごとに異なる魅力を引き出しています。名手ルーラ・ガルヴァオンのガットギターや、シンガーEPOのスキャット、そしてジョイス・モレーノの美しい歌声が彩りを添え、聞く人を魅了します。

まとめ



フルートという楽器とブラジル音楽の親密な関係を探求し、また彼女の長年の音楽キャリアの集大成とも言える『Brisa』は、クラシックとジャズの枠を超えて多くのリスナーに響くことでしょう。25年の時を超え、新たな音楽の旅が始まることを、心より楽しみにしています。栗本斉(旅&音楽ライター/選曲家)


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株式会社ファイブナイン・ファクトリー
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