PureCloud℠の発展
2016-03-07 14:20:02

Interactive Intelligenceが発表した2015年第4四半期の業績とPureCloud℠の展望

Interactive Intelligenceが発表した2015年第4四半期の業績とPureCloud℠の展望



米国のInteractive Intelligence社が2015年第4四半期および通年の業績を発表しました。設立者兼CEOのドナルド・ブラウン氏は、PureCloud℠が米国や豪州で先行導入され、すでに24社がこのプラットフォームを採用していることを強調しました。日本での導入は今年3月を予定しています。

PureCloud℠の成長とニーズへの対応


PureCloud℠は、カスタマーエンゲージメント分野における需要の高まりと共に、今後の成長が期待されるクラウドプラットフォームです。ブラウンCEOは「当社はCaaS型ソリューションを通じて、複雑な課題を持つ顧客への年間契約を提供し続けていく」と語り、顧客ニーズに基づいたサービス提供の重要性を訴えました。このプラットフォームは、Amazon Web Services上で運営され、ステートレス及び自立負荷分散式のマイクロサービスで成り立っています。様々な業種や規模の顧客に対して、有益なソリューションを提供することが目標とされています。

2015年第4四半期の業績


業績の詳細を見ると、2015年第4四半期の売上高は1億770万ドル(約122億円)で、前年の9,260万ドル(約105億円)から約16%の増加を記録。中でもクラウドサブスクリプションやサポート料金を含む反復的収益は、6,340万ドル(約72億円)で24%の増加を見せ、全体売上に占める割合は59%となりました。

営業面では、GAAPに基づく営業損失が70万ドル(約8,000万円)で、前年同時期は200万ドル(約2.2億円)の損失がありました。一方、非GAAPに基づく営業利益は450万ドル(約5.1億円)で、前年同期の560万ドル(約6.3億円)から減少しています。

2015年度の総括


通年の業績では、総売上が3億9,090万ドル(約445億円)に達し、前年の3億4,130万ドル(約389億円)から約15%増加しました。反復収益は2億3,070万ドル(約262億円)で、前年同期から23%の成長です。営業損失は1,540万ドル(約17.5億円)と前年の1,780万ドル(約20.2億円)から改善しました。

将来に向けたビジョン


ブラウンCEOは、今後もクラウドビジネスの進化を重視し、「マルチテナントクラウド、プライベートクラウド、オンプレミスの3つの領域を強化し、カスタマーエンゲージメント技術において世界最大の企業となるよう努力していく」と宣言しています。顧客の期待に応えるため、日々の営業活動を通じて、導入を簡単かつ円滑に行えるよう努めるとのことです。

結論


Interactive Intelligenceの業績発表からは、PureCloud℠の期待される成長と、その影響が見える部分があります。今後の展開に注目が高まる中、クラウドプラットフォームとしての強化や、さらなる市場シェアの拡大が焦点となるでしょう。
この革新的な技術が、顧客のニーズにどのように応えていくのか、今後の動向から目が離せません。

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