心揺さぶるロベール・クートラスの世界が開かれる展覧会
栃木県宇都宮市にある
ギャラリーハンナ-絆和-では、注目の展覧会が開催されます。フランスの画家
ロベール・クートラスの作品が展示されるこのイベントは、2024年8月9日から8月18日までの期間、築150年の古民家にて行われます。展覧会のテーマは、クートラスが残した数少ない抽象画や、彼の若き日の作品に焦点を当てることです。
ロベール・クートラスとは
ロベール・クートラスは、1960年代にパリ画壇に登場し、その才能から「ユトリロの再来」と呼ばれました。彼の作品は、その時代のパリの空気を映し出し、瑞々しい感性と若々しさが溢れています。特に初期の作品は、彼の野心と若さが表現されており、晩年とは異なる特有の魅力があります。
展覧会の詳細
本展では、1960年代に描かれた油彩を中心に、水彩やガッシュ、テラコッタ作品約20点が展示される予定です。特に注目すべきは、彼の「カルトシリーズ」以前の作品に焦点を当てている点です。これにより、クートラスの作品群の幅広さと彼のアートの進化を楽しむことができます。
会場の紹介
開催される場所は、栃木県塩谷郡に位置する築150年の古民家。この家は、竹工芸の収集家である
斎藤正光氏が多年かけて改装したもので、里山に囲まれた静かな環境の中で、作品とその空間をじっくりと堪能できることでしょう。障子越しに差し込む柔らかな光の中で作品を観ることで、時間の流れと共に変わる彼の作品の表情を感じることができます。
参加を希望される方は、事前に申し込みが必要です。普段は個人宅として使用されているため、日程期間外の来場はお断りされています。詳細はギャラリーハンナの公式ウェブサイトにてご確認ください。
アーティストの経歴
ロベール・クートラスは1930年にパリに生まれ、若い頃から様々な職業を持ちながら芸術の道を進みました。1958年から59年には美術賞の候補になるなど、着実にその名声を広めていきました。彼は1985年にパリで亡くなり、フランスの美術界に多大な影響を与えたことは間違いありません。特に2012年以降、国内外の美術館での展覧会を通じて再評価され、その作品群はますます注目されています。
まとめ
ロベール・クートラス展は、アートを通じて彼の深い世界観を知る貴重な機会です。美しい自然に囲まれた古民家で、彼の作品をじっくりと楽しむことができるこの特別な展覧会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。心に響くアートがあなたを待っています。