タイミー、九重町との包括連携協定を締結
株式会社タイミーが、大分県九重町と包括連携協定を結んだことをお伝えします。この取り組みは、九重町の地元経済を活性化させることを目的としており、地域の働き手や事業者に多彩なサポートを提供します。
九重町は、九州の屋根とも称される「くじゅう連山」のふもとに位置し、四季折々の美しい自然に恵まれた町です。しかし、最近は人口流出が進行し、過疎化が深刻な問題となっています。2020年のデータによれば、町の人口は8,541人と1985年の13,672人から減少を続けています。この現象は特に農業分野での労働力不足を引き起こしており、地域の産業に悪影響を及ぼしています。
スポットワークの導入で新たな働き手を創出
今回の連携協定に基づき、タイミーと九重町は、スキマバイトサービス「タイミー」を通じて地域の人々が好きな時間や場所で働ける「スポットワーク」を推進します。この取り組みによって、地域に潜在する労働力を活用し、雇用機会を創出することを目指します。さらに、事業者向けには業種別のセミナーを開催し、スポットワークの利用方法や他社の成功事例を紹介することで、働きやすい環境を整えることが期待されています。
課題解決への挑戦
タイミーのミッションである「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラを作る」を掲げ、九重町の地域課題に真剣に取り組む姿勢が伺えます。スポットワークを駆使し、地域のニーズに応じた柔軟な働き方を提供することで、若者を含む多くの人々が九重町で働くことが可能になります。
また、初めての取り組みとして、2025年8月に九重町役場で事業所向けスポットワーク活用セミナーが開催される予定です。これは商工観光事業者や農業事業者に向けた内容で、タイミーのサービス説明と活用事例が紹介される他、個別相談会も設けられています。参加は事業者に限らず、興味のある方は誰でも歓迎されるとのことです。
タイミーとの連携による新たな未来
この連携は全国で23道府県47自治体目、大分県内では2自治体目の協定となります。タイミーは地域自治体との連携を進めることで地方経済の活性化に寄与し、全国的な労働力の再配置にも貢献しています。九重町におけるこの取り組みが、新たな雇用の創出と地域活性化の一助となることが期待されます。
大分県九重町が持つ豊富な観光資源や農業資源を最大限に活かすためには、地域内での労働力確保が必要不可欠です。タイミーによるこの協働が、地域の課題解決につながり、九重町の未来を切り開く可能性を秘めています。
会社情報
タイミーは、2017年に設立され、スキマバイトサービスを通じて人々の働く機会を広げる活動を行っています。渋谷区に本社を構え、スポットワーク研究所も併設し、地域のニーズに応じた多様な働き方を提案しています。私たちが目指す未来には、九重町のような地域活性化に向けた取り組みがますます重要になるでしょう。