モリサワが教育機関向けフォントプランを発表
株式会社モリサワ(CEO:森澤彰彦)は、教育機関や公共団体向けの新たなフォントプラン「Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プラン」を2025年早春から提供することを発表しました。この新しいプランは、約2,000書体以上を含む豊富なフォントライブラリーを提供し、教育現場や公共の場での情報伝達に貢献することを目的としています。
教育機関向け「Morisawa Fonts」プランの概要
提供される「教育機関/公共団体プラン」では、教育機関や公共団体が管理する共有PCにフォントを導入するための「設備ライセンス」を利用可能です。このプランでは、商業利用を含むデバイス単位のライセンス形態が採用されており、柔軟な契約期間(1年・3年・5年)から選べるようになっています。価格は教育機関向けが1ライセンスあたり27,720円(税込)/年から、公共団体向けは44,220円(税込)/年からスタートします。
このプランにより、教育現場のフォント環境が充実し、UD(ユニバーサルデザイン)フォントを活用することで、高い可読性を提供。公共団体においても、広報紙や案内表示などの様々な情報伝達に役立つことが期待されています。
従来製品の終了と新プランへの移行
新プランの開始に伴い、現行の「教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORT」は段階的に契約受付を終了します。2025年度以降は新しいフォントを追加せず、後継プランの「Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プラン」での利用を推奨します。また、MORISAWA PASSPORTを利用中のユーザーには、本プランへの無償切り替えをサポートする「新書体サポートプログラム」も実施されるため、スムーズな移行が図られる予定です。
新たなライセンスに対応
2025年春から提供予定の新たなライセンスには、「学生ライセンス」や「教職員ライセンス」、さらには学校単位で導入できる「包括ライセンス」も含まれています。これにより、学生や教育者が便利用してクリエイティブな活動を行える環境が整います。
Morisawa Fontsの特徴
「Morisawa Fonts」は、クラウド型のフォントサブスクリプションサービスであり、グラフィックデザインやWebサイト、映像制作など、幅広いクリエイティブフィールドで活用されることが期待されています。また、事業規模に応じた機能も随時アップデートされ、効率的な作業環境を提供することを目指しています。さらに、2024年の3月にはシンガポールでの販売を開始するなど、国際的な展開も進めています。
まとめ
モリサワの新フォントプランは、教育機関や公共団体の利用を支援し、クリエイティブな活動を促進する重要なステップです。今後の展開に注目が集まります。詳細な情報は提供開始時に案内されるため、興味のある方は公式サービスサイトをチェックしてください。