徳島大学の挑戦
2026-07-28 12:20:20

徳島大学が伊能忠敬測量図修復へ向けてクラウドファンディングを開始

徳島大学、伊能忠敬測量図の修復に向けたクラウドファンディングを開始



国立大学法人徳島大学は、令和7年9月26日に国の重要文化財に指定された「伊能忠敬測量図」の修復を目的としたクラウドファンディングを、令和8年7月28日から12月28日まで実施します。このプロジェクトに対する支援は、修復作業だけでなく、伊能図の適切な管理や、徳島大学附属図書館が地域と大学をつなぐ「知の交流の場」として運営されるための重要な基盤となります。

クラウドファンディング実施の背景


「伊能忠敬測量図」は、徳島大学附属図書館が所蔵する約200点の古地図・絵図の一部で、令和7年に重要文化財として認定されました。この地図は、地図群としての希少性や伊能図の発展過程を示す価値が高く評価された成果です。この指定は、大学にとって喜びであると同時に、文化財を守り、次世代へ引き継ぐ責任を再認識するきっかけでもありました。

重要文化財「伊能忠敬測量図」の内容


「伊能忠敬測量図」は、陸地図や沿海地図を含む10点で構成され、江戸時代後期に作成された貴重な資料です。これらは当時の日本の測量技術や地理情報を示しており、それぞれの地図は独立した資料でありながら、組み合わせることでその範囲の広がりを確認することができます。地図には高品質な竹紙が使用され、方位を示すコンパスローズには多様な顔料が用いられています。

修復の必要性


作成から200年以上が経過した現在、測量図は比較的良好な状態を保っていますが、経年による劣化が進行しているのは否めません。特に折目や切れ目には損傷が見られ、長年の経過によって虫損や糊浮き、シワも発生しています。損傷が進むと原状回復が難しくなり、早急な修復が求められています。

クラウドファンディングの具体的な内容


今回の修復にかかる費用は総額3,000万円を超えると見込まれ、専門家による繊細な作業が求められるため、十分な資金が必要です。徳島大学は、国や県からの補助金を活用する一方で、必要な資金の一部をクラウドファンディングで賄うことにしました。この取り組みは、地域の皆さまにも伊能図の価値を知っていただくことにつながります。

クラウドファンディングの実施は「OTSUCLE」という支援サイトで行われ、期間は令和8年7月28日から12月28日までです。皆さまからの支援は、伊能図の修復だけでなく、図書館の運営や文化財を次世代に残すための大きな力となります。

過去の宝を未来へつなぐ思い


徳島大学は、「伊能忠敬測量図」を地域の宝として、皆様と共に守っていくことを目指しています。皆さまのご支援により、修復後の地図は適切に管理され、未来へ長く継承されることが期待されています。これからも徳島大学附属図書館は、大学と地域の皆さまをつなぐ「知の交流の場」としての役割を果たし続けます。

このプロジェクトは、伊能忠敬の情熱が詰まった「みんなの宝」を守り続けるための重要な一歩です。温かいご支援をよろしくお願いいたします。

参考リンク




画像1

会社情報

会社名
国立大学法人徳島大学
住所
徳島県徳島市新蔵町2丁目24番地
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。