水ing株式会社(以下、水ing)は、2025年6月12日に東京のTODAホールで「2025年 環境安全推進大会」を開催しました。この大会は、同社の社員と協力会社のメンバーが参加し、安全意識を高めるための重要なステップとなりました。
背景と目的
水ingがこの大会を開催する背景には、厚生労働省が提唱する「全国安全週間」があります。この取り組みは、労働災害を防ぎ、職場での安全意識を高めるためのもので、全国規模での活動が推奨されています。水ingはその準備期間である6月に大会を設定することで、社員と協力会メンバーの安全意識を高め、安全な文化を根付けることを目指しています。
安全管理の取り組み
2024年の国内全産業における労働災害の状況を踏まえ、特に高年齢労働者の増加や作業行動に起因する事故が増加していることが懸念されています。水ingの最近のデータでは、昨年の休業災害度数率は0.77となっており、減少には至っていません。特に墜落や転落、転倒などの災害が多発しており、何よりも「墜落・転落」災害に関しては、より一層の対策が求められています。
一方で、熱中症の発生は少ないものの、管理側と労働者側が共に予防に努めた結果が反映されています。水ingはこの状況を受け、労働災害の未然防止を呼びかけ、人々に「自分の安全は自分で守る」という意識を育む取り組みが必要だと強調しました。
当日の様子
大会では、参加者が84名の水ing社員に加え、協力会社から114名が参加し、全体で198名となりました。大会の重要なプログラムとして、外部講師による「安全・安心の話し方」に関する講演も行われました。この講演は、伝達の不備を解消し、ゼロ災害を達成するための情報共有の重要性を再認識させるものでした。
水ingの代表者は、安全衛生水準の向上に貢献している参加者に深く感謝の意を表し、社会的変化や働き方改革についての見解を述べました。特に、時間に追われるのではなく安全を最優先とする文化の定着が、今後の課題であると強調しました。
大会からの宣言
2025年の目標として、株主や社員が「労働災害の防止」と「健康障害の防止」を掲げ、自らの安全を第一に考えることを再確認しました。水ingは、労働安全に関する意識改革を進め、安全で安心できる職場環境の形成に向けて全員参加を促進していくことを誓います。
水ingグループについて
水ingは「生命の源である水を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、水処理施設の設計や建設、運営を一手に担っています。その結果、地域リーダーとしての姿勢を貫きつつ、安全安心な水環境提供に努めています。全ての活動は、循環型社会の実現にもつながる重要な取り組みです。今後も水ingは安全文化を推進し、無事故無災害を目指す所存です。