東邦ガスが新たな挑戦
東邦ガス株式会社は、2024年12月に、初のコーポレートベンチャーキャピタルとして「シン・インフラ ファンド by TOHO GAS」を設立しました。このファンドは、イグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社との共同運営で、新たなビジネス機会の創出を目指しています。
はじまりの背景
東邦ガスは、企業ビジョンに掲げる「多様な価値の創造」を実現するため、スタートアップとの連携を強化することが不可欠だと考えました。そこで設立された「シン・インフラ ファンド」は、地域社会や顧客との接点を生かして、革新的な商品やサービスを共創していくことを目指しています。
ガスや電気が暮らしに欠かせない存在であるように、未来の生活に必要な事業が「シン・インフラ」という名前には込められています。この名前は、生活の基盤を形成し、持続可能な社会の実現に向けた強い意志を表しています。
投資対象と目的
「シン・インフラ ファンド」は、具体的には「アグリ/フード」「ウェルネス/ウェルビーイング」「不動産」「観光」の4分野に焦点を当てており、これらの領域のスタートアップに投資することを決定しています。これにより、単に資金提供を行うだけでなく、各分野で将来的に収益の柱となるビジネスを生み出すことを目指しています。
運用総額は50億円で、運用期間は10年間。投資ステージはシードからレイターまで幅広く、特にシード、アーリー段階に重きを置いています。これにより最も初期段階のスタートアップへも支援が可能になります。
地域社会への貢献
東邦ガスは本ファンドを通じて、地域社会の発展にも寄与することを目指しています。スタートアップとの連携により、新しい社会的価値を提供し、地域における多様性を育むことを期待しています。ファンドのロゴには、地域、スタートアップ、本ファンドの共創を象徴するシンボルがあしらわれており、魅力ある社会を目指す意志が表現されています。
イグニション・ポイント ベンチャーパートナーズについて
イグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社は、2021年に設立され、スタートアップへの投資およびサポートを専門としています。彼らの豊富な経験と知識が、シン・インフラ ファンドの成功に大いに寄与することでしょう。
本ファンドに関するさらなる情報は、公式ウェブサイトにて確認できます。地域社会のために革新的な商品やサービスを共創し、持続可能な未来を見据えた活動に期待が寄せられています。