地震対策の紙芝居
2016-02-29 17:59:35

全国の保育園・幼稚園に防災教育紙芝居を届ける新しい取り組み

全国の保育園・幼稚園に防災教育紙芝居を届ける新しい取り組み



防災は今、私たちの生活において非常に重要なテーマとなっています。特に、地震の頻発する日本においては、子どもたちが地震の際に適切な行動を取れるような教育が求められています。そこで、公益財団法人ベネッセこども基金が発行した防災教育紙芝居「じしんのときのおやくそく」が、まさにそのニーズに応える形で全国の保育園・幼稚園に提供されることになります。

『じしんのときのおやくそく』とは



「じしんのときのおやくそく」は、2013年に株式会社ベネッセコーポレーションの「こどもちゃれんじ」により制作された防災絵本が基になっています。この絵本は復興支援チャリティとして発表され、専門家の知見と教材制作者のノウハウを活かして、子どもたちが地震時にどのように行動すべきかを理解しやすくすることを目的としています。

紙芝居として再構成するにあたり、「こどもちゃれんじ」の協力と、人気キャラクターの“しまじろう”の使用許可を得ています。このように、子どもたちが興味を持ちやすい形式で、重要な防災知識を学ぶことができるようになっています。描かれる物語は、専門家と制作チームによりリライトされ、新しいイラストも制作されています。これにより、子どもたちが楽しく学べる内容に仕上げられました。

専門家の協力



この取り組みには、多くの専門家が関わっています。危機管理アドバイザーの国崎信江氏を総合監修に迎え、他にも防災士やキャスター、幼稚園の園長などが協力に名を連ねています。これにより、実際の防災現場での経験や知識が豊富に盛り込まれた内容になっています。

お申し込みと配布方法



防災教育紙芝居は、保育園や幼稚園からの申込みで配布されます。申込みはFAXまたは電話で行い、一園につき一部の配布とされています。こうした制限は、多くの施設に行き渡るようにするための配慮です。

申込みを行う際には、保育園や幼稚園名、住所、電話番号をお知らせする必要があります。配布は申込み順で行われ、早ければ2016年3月末には配布される予定でした。なお、申込みが多い場合は、配達まで1〜2か月程度お待ちいただく可能性があるとのことです。

ベネッセこども基金の取り組み



今回の防災教育紙芝居は、ベネッセこども基金の「安全・安心を守るための活動」の一環でもあります。基金は、子どもたちが安心して学習できる環境を整えるための活動を展開しており、特に防災についても力を入れています。無償配布される「子どもの安全・安心ハンドブック」や安全情報サイトの運営など、様々な形で子どもたちの安全を支援しています。

未来のために



この紙芝居を通じて、子どもたちが防災の知識を身につけ、いざという時に自分自身を守る力を育むことが期待されています。また、地域全体の防災力を向上させるための教材として、その重要性はますます高まっています。子どもたちの未来を守るために、今後もこのような取り組みを続けていくことが求められています。

会社情報

会社名
公益財団法人ベネッセこども基金
住所
東京都多摩市落合1-34
電話番号
042-357-3659

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