ピネアルに新たな風、寺岡正氏のCSO就任
2025年8月1日より、株式会社ピネアルが新しい最高戦略責任者(CSO)を迎えます。それは、長年本田技研工業株式会社(Honda)で経営企画に携わり、数多くの企業変革を実現してきた寺岡正(てらおか ただし)氏です。この新たな役職を通じて、ピネアルは戦略立案や組織デザインの強化を図り、さらに進化した成長フェーズに入ることを目指します。
寺岡氏の経歴と役割
寺岡氏は、Hondaにおいて30年以上のキャリアを重ねており、経営企画・戦略策定、事業ポートフォリオの革新に関して豊富な経験を持っています。最近、ピネアルでの彼の役割は二つの主要な領域にフォーカスされています。一つは、生成AIと戦略を結びつけたアプローチで、中長期視点からクライアントのデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を設計し、実行に移すこと。もう一つは、全てのメンバーが「仕事に没入できる」環境を創造することです。
寺岡氏は、自身の信念として「企業は人が生き生きと働ける環境を整えることが重要」と述べており、その信念に基づき、成果を最大化するための組織作りに取り組む姿勢が伺えます。彼の経営理念は、企業の成長には人材の力が不可欠であるという考えに根ざしています。
仕事への没入をデザインする
ピネアルは「仕事への没入をデザインする」という独自のミッションを掲げています。寺岡氏の指導の下、同社は生成AIやマーケティング支援に留まらず、クライアント企業全体の組織風土を改革する方針を打ち出しています。このアプローチにより、働く全ての人々がやりがいを感じられ、能力を最大限に引き出せる環境を目指しています。
ピネアルの代表取締役、德原靖也氏は、「寺岡氏が加わることで、組織の変革支援の体制が強化され、企業全体にプラスの影響を与えることができる」と強調しています。さらに、寺岡氏自身も「変化の激しい環境において、従来のやり方をどのように変えていくのかが多くの企業の課題です。この課題に組織全体で取り組むことで、変革を実現したい」と意気込みを語っています。
会社概要と今後の展望
株式会社ピネアルは、2019年に設立され、会社の理念として「Work ‘Immersive’ — 仕事への没入をデザインする」を持ち、生成AI、マーケティング、クリエイティブの3つの領域で事業を展開しています。特に、生成AIの分野ではクライアントホテルへの実装までを重視し、業務にAIを根付かせるプログラムを提供しています。
そのほか、マーケティング分野では、クライアント企業の内製をサポートし、広告運用や施策改善を共に進めています。クリエイティブ領域では、人々の感情や行動に影響を与えるデザインを提供し、AIやマーケティングとの統合を図っています。
ピネアルが寺岡氏の戦略的リーダーシップの下で新しい成長の段階に入ることを期待し、業界全体に与える影響力に注目が集まっています。彼のインタビュー記事も含め、ピネアルの今後の展望をぜひお見逃しなく。
寺岡正氏のインタビュー記事はこちら