劇団俳優座85周年記念:破天荒な科学者の物語
劇団俳優座が85周年を迎えるにあたり、特別な企画として「ブレヒト三作品三年連続上演」が決定しました。その第一弾として上演されるのは、天文学者ガリレオ・ガリレイの生涯を描いた作品、『ガリレイの生涯』です。本作は2026年9月7日から9月16日まで、東京都墨田区のシアターカイで上演されます。
この作品の特長は、作者のベルトルト・ブレヒトがナチス政権から逃れるために亡命生活を送っている中で書き上げたことです。この背景から、作品はただの歴史物語ではなく、人間の勇気や弱さ、そして知識の力について深く問いかける内容となっています。
知識と権力:ガリレイの葛藤
『ガリレイの生涯』では、天体観測を通じて新たな発見をしたガリレイが、教権や政治的権力と対立する様子が描かれています。科学は誰のために存在するのか。知識を得た者は、どのようにその知識と向き合うべきか。これらのテーマは、現代にも通じる普遍的な問題です。
ガリレイは地動説を唱え、教皇庁との激しい攻防を繰り広げます。しかし、その信念はやがて異端審問によって試されることに。最終的に彼は自説を撤回しますが、その内部には科学を大衆の手に返すべきだという彼の真摯な思いがあります。こうした葛藤を通じて、ブレヒトは私たちに「知識」と「権力」の関係について深く考えさせるのです。
上演情報とキャスト
『ガリレイの生涯』の公演は、シアターカイで以下の日程で行われます:
- - 9月 7日(月) 18時半
- - 9月 8日(火) 14時
- - 9月 9日(水) 18時半
- - 9月 10日(木) 14時
- - 9月 11日(金) 18時半
- - 9月 12日(土) 13時
- - 9月 13日(日) 13時
- - 9月 14日(月) 18時半
- - 9月 15日(火) 14時
- - 9月 16日(水) 13時
(受付開始・開場は開演の30分前)
また、出演者には片山万由美、松本潤子、加藤佳男、森一、長浜奈津子など、豪華な顔ぶれが揃っています。演出は藤井ごうが担当し、舞台美術は乘峯雅寛が手掛けます。
チケット情報
チケットはカンフェティにて発売中です。一般前売りは7,300円、シニア(65歳以上)は7,000円、U-30(30歳以下)は3,500円となっています。初日割引として、9月7日のみ6,500円での購入が可能です。
この一連の演劇は劇団俳優座の特別な試みであり、未来の演劇に新たな風を吹き込むことでしょう。知識が持つ力と、それに対する姿勢を思索させる壮大な舞台をぜひ体感してください。詳細は公式ホームページやカンフェティにてご確認ください。