篠原欣子記念財団が設立した「Yoshiko & Yoshimi Shinohara Fellowship Fund」
このたび、一般財団法人篠原欣子記念財団は、ハーバード大学経営大学院(HBS)への寄付をもとにした「Yoshiko & Yoshimi Shinohara Fellowship Fund」を設立しました。これは日本の学生や社会人が国際的なビジネスシーンで活躍するための支援を目的とした基金です。
設立の背景
篠原欣子記念財団は、最初は保育士や介護福祉士を目指す学生への奨学金給付から活動をスタートしました。以来、施設への助成や災害復興支援を通じて社会貢献に努めてきました。ハーバード大学経営大学院は、コミュニケーションやリーダーシップの向上を目指し、世界中から集まる多様な学生に“ケースメソッド”という独自の教育手法を用いています。これは実際のビジネスの意思決定を追体験することで、学生の潜在能力を引き出す方法です。
Fundの目的と活用方法
「Yoshiko & Yoshimi Shinohara Fellowship Fund」は、技術革新や最新の経営手法を学ぶための奨学金や研究費、最新の教育を提供します。この基金は、今後10年間にわたり、毎年1億円以上を寄付し続ける予定で、特に日本からの学生を優先して奨学金を授与する予定です。
代表理事の想い
篠原よしみ代表理事は、「HBSで得られる人や情報への『アクセス』は非常に貴重で、心に残る経験になる」と語っています。世界中から集まる優秀な学生やビジネスパーソンたちと交流を持つことができる場は、留学の有意義な成果の一部です。また、彼女はこの基金を通じて、日本の学生や社会人に国際舞台での挑戦を促し、ビジネスや政治、非営利団体などさまざまな領域でリーダーシップを発揮してほしいと願っています。
募金と長期的展望
この基金はエンダウメントファンドの形式をとっており、元本は運用しながら奨学金や研究費用に利用されるため、持続可能な形で運営されます。寄付総額は1億3000万円で、将来的には年々運用益が増えていく見込みです。10年後には、毎年10名以上の日本人学生に奨学金が支給されることが期待されています。
篠原欣子記念財団について
一般財団法人篠原欣子記念財団は、海外留学支援や人材育成事業を通じて社会貢献している法人です。東京都新宿区に所在し、篠原よしみが代表を務めています。詳しくは公式サイトをご覧ください:
篠原欣子記念財団。
今後もこの基金が日本の未来を担う人材を育てる一助となることを期待しています。