世界の名作SF・ミステリがコミックでよみがえる!早川書房が新コミックサイト「ハヤコミ」をオープン
創業79周年を迎える早川書房が、2024年7月23日にコミックサイト「ハヤコミ」をオープンしました。
「ハヤコミ」では、世界中で愛される名作SF・ミステリをコミカライズし、幅広い層に楽しんでもらうことを目指しています。ラインナップには、ミステリの女王と呼ばれるアガサ・クリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』や、ポーランドを代表するSF作家スタニスワフ・レムの傑作『ソラリス』、そして2022年本屋大賞を受賞した逢坂冬馬の『同志少女よ、敵を撃て』など、話題作が目白押しです。
これらの名作を、実力派漫画家たちが個性的な解釈で描き下ろした、読みごたえのある作品となっています。原作の世界観を忠実に再現しながらも、漫画ならではの表現で新たな魅力を引き出している点が大きな魅力です。
さらに、「ハヤコミ」ではオリジナルコミックの連載も予定されています。
早川書房は、「ハヤコミ」を通じて、世界の名作をより多くの人に届けるとともに、日本の漫画文化を海外に発信していくことを目指しています。すでに『そして誰もいなくなった』のコミカライズ版は、世界6カ国に版権が売れているとのことです。
「ハヤコミ」の注目ラインナップ
・『そして誰もいなくなった』
アガサ・クリスティー原作、二階堂彩漫画
孤島に集められた10人の男女。彼らの過去を暴く謎の声が響き渡り、一人また一人と殺されていく。ミステリの女王による傑作サスペンスを、臨場感溢れるコミックで楽しめます。
・『ソラリス』
スタニスワフ・レム原作、森泉岳土漫画
不可解な謎に満ちた惑星ソラリス。そこに派遣された心理学者のケルヴィンは、変わり果てた研究員たちを目の当たりにする。知の巨人が問いかける、深遠なSFの世界を、美しく詩情豊かに描いています。
・『同志少女よ、敵を撃て』
逢坂冬馬原作、鎌谷悠希漫画、速水螺旋人監修
1942年、独ソ戦が激化する中、村を襲撃したドイツ軍に家族を殺された少女セラフィマ。彼女は赤軍の女性兵士イリーナに救われ、敵を倒すため、一流の狙撃兵になるべく訓練を重ねていく。戦火の中で懸命に生きる少女たちの物語は、胸を打つ感動と興奮を与えてくれます。
世界へ発信!海外展開も視野に
「ハヤコミ」は、日本の漫画文化を海外に発信していくことも大きな目標としています。すでに海外からの注目も高く、今後の展開が期待されます。
「ハヤコミ」は、未来的な想像力やミステリ・マインドを刺激するコミックサイトです。ぜひ一度アクセスして、その魅力を体感してみてください。
ハヤコミ公式サイト: https://hayacomic.jp/
☆早川書房は、コミティア149(8月18日、東京ビッグサイト)に出張編集部として参加します。早川書房原作のコミカライズ、SF、ミステリに興味のある方は、ぜひ原稿の持ち込みをお願いします。