Hakuhodo DY ONEとShopstackの資本業務提携
株式会社Hakuhodo DY ONE(以下、Hakuhodo DY ONE)が、東南アジアのデジタルエコノミーの進化を受け、CRM・EC・CDP分野での専門企業であるShopstackとの資本業務提携を発表しました。この提携を通じて、両社はデジタルトランスフォーメーション(DX)の開発力をさらに強化し、クライアント企業のマーケティング活動をより効果的に支援することを目指します。
提携の背景
近年、東南アジアは労働人口と消費者人口の急増による経済成長を遂げており、この地域ではデジタル環境の進化が加速しています。それに伴い、企業はデジタル技術を活用した新たなビジネスモデルの構築が求められています。顧客の多様なニーズに応えるため、CRM戦略の構築も急務となっていることから、Hakuhodo DY ONEは東南アジアのDX開発ニーズにしっかりと応えるべく、この提携の道を選びました。
提携によって提供されるサービス
1. 統合的なDXソリューションの提供
Shopstackが提供するECサイト構築やアプリ開発、プラットフォーム開発の技術と、Hakuhodo DY ONEのアドテクノロジーやデジタルマーケティングの専門知識を融合し、CRMやECを中心とした包括的なDXソリューションを提供します。クライアントのビジネス課題に対して最適なソリューションをワンストップで提供可能です。
2. 高品質なシステムの構築
Shopstackは業界のベストプラクティスと最先端技術を駆使したシステム開発に定評があります。一方で、DTVNは高い開発力を持ち、大規模プロジェクトの実績も持っています。両社の連携により、高品質で拡張可能なシステムを迅速に開発し、企業の成長を支えます。
3. スピーディーな対応
Shopstackのアジャイル開発手法に基づき、急な市場変化に対しても柔軟に対応可能です。迅速なフィードバックと継続的な改善を通じて、クライアントのニーズに合った最適なソリューションをタイムリーに提供します。
4. ネットワークの活用
Shopstackの大手プラットフォーム企業や業界リーダーとの強固なネットワーク、さらにHakuhodo DYグループの広範なネットワークを最大限に活用することで、新しいビジネスチャンスの創出やグローバル市場への進出を支援します。
幕開けの期待
ShopstackのCo-Founder & Group CEO、John Srivorakul Stephens氏は、両社の提携による成長機会について非常に期待を寄せており、デジタル戦略の強化を図りながら、アプリケーション開発支援やプラットフォーム最適化を通じて、包括的なデジタルソリューションを提供していくと述べています。これにより、地域全体に大きな影響をもたらす革新的な成長を促進することを目指しています。
今後の展開
Hakuhodo DY ONEはこの資本業務提携を契機に、Shopstackと共に東南アジア市場でのDX開発をさらに促進していく予定です。2022年に株式会社博報堂と共に発足したグローバル戦略ネットワーク「H+」の枠組みを活用し、マーケティングのDX支援を一層強化していく計画です。この提携により、両社の専門性とネットワークが掛け合わさり、クライアント企業に多様なソリューションを提供することが可能となります。