夜の鳥取砂丘が月面への扉に
株式会社amulapo(アミュラポ)は、1月から行われるARプロジェクトにて鳥取砂丘を舞台とした月面都市の体験を提供します。このプロジェクトでは、合計80名の宇宙飛行士を募集し、参加者は先進のAR技術を駆使して、月面環境を疑似体験しながら新たな未来を想像します。
鳥取砂丘の魅力
鳥取砂丘は、日本海に面した鳥取県鳥取市に位置する美しい砂丘です。この場所は、昼の美しさだけでなく、夜になるとまるで異世界に飛び込んだかのような幻想的な風景を魅せることで知られています。多くの観光客がこの自然の奇跡を求めて訪れていますが、プロジェクトによって夜の鳥取砂丘の魅力がさらに引き立てられることが期待されます。
実証実験の目的
本プロジェクトは、観光庁による「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」の一環として実施されます。AR月面都市の体験を通じて、参加者には宇宙への興味を深めてもらうと同時に、鳥取砂丘を利用した未来の宇宙産業の実証フィールドとしての可能性を広げることを目的としています。
具体的な実証内容
宇宙飛行士体験
本実証では、以下の日程で宇宙飛行士体験を実施します。
- - 1月9日(土)・10日(日)
- - 1月23日(土)・24日(日)
参加者は、ARグラスを使用して未来の月面都市を体験し、宇宙への疑似旅行を楽しむことができます。この取り組みを通じて、参加者は宇宙探査の最新情報や技術についても学ぶことが可能です。
高校生のプロジェクト
また、鳥取県内の私立高校が協力し、高校生が2050年の月面都市を描くVRワークショップも行われます。生徒たちはVR技術を使って、3Dペイントによる未来の月面都市のデザインに挑戦し、制作したコンテンツを地域イベントで披露する予定です。これにより、若い世代が宇宙産業に対する理解を深めるきっかけを提供します。
参加方法と今後の展望
本プロジェクトに参加する宇宙飛行士の募集は、特設Webサイト(https://lunar-base.jp/)から行われています。2021年4月以降には、本プロジェクトで造成されたコンテンツが本格的なサービス化を進め、観光客に新たな体験を提供する予定です。
まとめ
鳥取砂丘でのAR月面都市プロジェクトは、科学の最前線と地域資源を融合させる革新的な試みです。このプロジェクトが成功することで、鳥取県が宇宙産業の中心地としての位置を固め、新たな観光名所として成長することが期待されます。皆様もこの歴史的な体験にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。