パーソルが新しいテクノロジー講座「TECH UP CAMPUS」を開講
パーソルホールディングス株式会社は、全社員を対象としたテクノロジーのアップスキリング講座「TECH UP CAMPUS」を2024年10月から開講することを発表しました。この講座は約19,000人の社員が対象で、業務に役立つテクノロジースキルを習得することを目的としています。
講座開講の目的と背景
パーソルグループは中期経営計画2026において、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」としての進化を掲げています。これに基づき、「TECH UP CAMPUS」はテクノロジーを活用し、業務の効率を向上させるための重要なプログラムとして位置づけられています。この講座は、普段の業務に直結した実践的な内容に基づいており、安全に新しいスキルを習得する機会を提供します。
「TECH UP CAMPUS」の設計は、実践型の研修でDX人材を育成する『TECH PLAY Academy』が担当しており、業務での即戦力を目指しています。
講座の内容と構成
「TECH UP CAMPUS」では、社員が選択可能な7つの講座が用意されています。これらの講座は、90分の授業が10回の構成で、約半年間にわたって行われる予定です。具体的な講座内容は以下の通りです。
1.
データアナリティクス
データの分析手法や思考プロセスを学び、Excelを用いた実践的な演習も行われます。
2.
UXデザイン
ユーザーの視点を理解し、製品やサービスの品質向上につなげる実践的手法を学びます。
3.
プログラミング
データ分析や自動化のためのプログラミング技術を習得し、論理的な問題解決のスキルを育成します。
4.
デジタルマーケティング
最新のデジタルツールを用いた意思決定やマーケティング手法を伝授します。
5.
プロジェクトマネジメント
プロジェクトの企画から実施、評価までのプロセスを体系的に学ぶことができます。
6.
テクノロジーリサーチ
新技術や市場トレンドを学び、ビジネスに必要な情報を整理するスキルを身につけます。
7.
アジャイルマネジメント
ビジネス環境の変化に応じた柔軟な対応力を養い、成果を出すための手法を習得します。
各講座には課題が設定されており、受講者はこれを通じて講座の理解を深めます。課題をクリアした受講者には、スキルに応じて3つのレベル(3級から1級)のバッジが付与され、これにより取得スキルの見える化を図ります。このバッジは社内でのキャリアステップにも寄与します。
今後の展望
開講から始動する講座は7つですが、受講生のニーズに応じてさらに講座数を増加させる予定です。最終的には、1級バッジを保持する社員が講師となり、社内での知識の共有と相互学習が促進されることが期待されています。
この「TECH UP CAMPUS」は、パーソルグループの成長を支え、テクノロジーを活用した業務改善や新たな価値の創造へとつなげていく重要なプログラムとして、社員の能力開発と事業の発展に寄与するでしょう。社員それぞれの成長を促すことで、企業全体の競争力を高めることが目指されています。