学校では学べないデジタルスキルを身につける新メタバース教室
株式会社ビートバップが、ゲーム制作などの最先端デジタル技術を学べるメタバース教室「ネクストでじたるスキルらぼ」をリリースしました。この新しい学習プログラムは、小学高学年から大学生までの幅広い年齢層を対象にしています。独自のプログラムを通じて、未来に不可欠なスキルの習得を目指します。
日本のデジタル人材育成の課題
日本のデジタルコンテンツ分野、特にゲームやアニメは優れた技術を持ちながらも、海外からの競争が激化しています。特にデジタルアーティストの人材育成が課題とされています。現行の教育システムがこのニーズに応じられないため、ビートバップでは若い世代向けに、手がけた学習プログラムを通じて、世界で通用するデジタル人材を育てることを目指しています。
学べる5つのコース
「ネクストでじたるスキルらぼ」では、受講者が楽しみながらデジタル技術を習得できる5つのコースがあります。各コースでは特定のソフトウェアを使用し、実際に作品を作成します。
1.
ゲーム制作コース
- 使用ソフト: UEFN、Blender、Unreal Engine
- フォートナイト専用エンジンを使用して、自分のゲームを作り上げる方法を学びます。
2.
3DCG制作コース
- 使用ソフト: Blender
- ゲームの要素を含む3DCGの作成技術を習得します。
3.
メタバース制作コース
- 使用ソフト: Blender、Unity、Spatial
- メタバースを設計し、楽しむ方法を教えます。
4.
生成AIアプリ制作コース
- 使用ソフト: ChatGPT、Dify
- AI技術を使ったアプリケーション制作を学びます。
5.
ウェブデザイン制作コース
- 使用ソフト: WordPress、DaVinci Resolve、Spline
- ウェブサイトのデザインから動画制作まで幅広く習得します。
つくることにこだわったプログラム
「ネクストでじたるスキルらぼ」の特筆すべき点は、学ぶだけでなく実際に作品を作ることに重点を置いている点です。全てのコースは、スキルを習得しながらつくる楽しさを味わうことができる内容となっています。例えば、ゲーム制作では実際にフォートナイトのゲームを、ウェブデザインでは本物のウェブサイトを制作できるようになります。
メタバース教室のサイト機能
プログラムを受講する教室はメタバース上にあり、リアルな授業を再現しています。オンラインコミュニケーション、スライド提示など、多様な機能を活用して授業が行われます。
メタバース教室の主な特徴
- - 公開・非公開の設定が可能
- - 最大500名の参加が可能
- - ユーザー間の通話やチャットが可能
- - 資料投影や画面共有機能
- - ユーザー配置や移動が可能
また、2024年4月からいくつかの教育機関での導入が決まっており、将来的には30校での実施を目指しています。
株式会社ビートバップについて
ビートバップは、2023年に設立されたスタートアップ企業で、メタバースやデジタルアートに特化したプロジェクトを進めています。多様な業界での新しい体験を創出することで、デジタルエンターテインメントの未来を形作っていくことを目標としています。
今後の「ネクストでじたるスキルらぼ」に期待がかかります。詳しい情報は公式サイトをご確認ください。