株式会社IVRyが提供する対話型音声AI SaaS「IVRy」は、2024年12月4日に行われた「Ruby biz Grand prix 2024」で特別賞を獲得しました。この大会は、プログラミング言語Rubyを利用した新たなビジネス価値の創造を目指すイベントであり、記念すべき10回目を迎えています。
「Ruby biz Grand prix」では、興味深い技術やビジネスモデルが紹介され、多くの参加者が交流を通じて新たなアイディアを得る場となっています。今年は21のエントリーがあり、その中でも「IVRy」が特に注目されたのは、AIを活用した電話応答の効率化が評価されたからです。この評価に至ったのは、企業の電話対応が人手不足などの理由で困難になる中、技術の活用を提案した点にあります。
「IVRy」は、月額2980円から利用可能で、リアルタイムの電話応答や自動予約、顧客管理機能など、幅広い機能を提供しています。導入企業は大企業から中小企業まで多岐にわたり、現在94以上の業界で使用されています。2024年の段階で、累計20000件以上のアカウントが発行され、着信数は3000万件を超えています。
同社のEngineering Managerである堀田裕理氏は、この受賞に対して「電話は日本の中小企業にとって重要なツールである」という視点を示し、AI技術による自動応答が業務の効率化に寄与することを強調しました。これにより、企業はより多くの問い合わせに迅速に応じることが可能になり、顧客の満足度向上に繋がっています。
一方、IVRyの代表取締役である奥西亮賀氏は、特別賞の受賞を喜ぶとともに、「Ruby」の柔軟性と楽しさが企業のビジョン「Work is Fun」にマッチしている点を訴えました。今後も「IVRy」は、電話業務の効率化を進めながら、顧客のニーズに応える新たな機能の開発を推進していく方針です。これにより、日本全国の企業に最高の技術を提供し続けることが期待されています。
特に、「IVRy」は複数の言語で開発されていますが、Rubyがその中核をなしており、今後もこの技術を活かした取り組みが進められます。導入業界は多岐にわたり、さらに全国各地で展開されていることから、スモールビジネスや中小企業における課題解決の一助となることでしょう。
「IVRy」のサービスは、現在進行中の課題に対しても、高いインパクトを発揮することができ、将来的にはAI技術のさらなる活用を目指しています。こうした取り組みが、日本全体の業務効率の向上に寄与することが期待されています。
「IVRy」の詳細や導入事例については、公式ウェブサイトや関連リンクを通じてご確認いただけます。エンジニア採用の情報も掲載されているので、技術の最前線で挑戦したい方々には是非チェックしていただきたいサービスです。