顔認証プラットフォーム「FreeiD」が中越パルプ工業に導入される

顔認証プラットフォーム「FreeiD」が中越パルプ工業に導入

ミガロホールディングス（以下、ミガロHD）のグループ会社であるDXYZが、顔認証プラットフォーム「FreeiD」を中越パルプ工業の東京本社に導入しました。この出来事は、デジタル技術とリアルビジネスの融合を図る上での重要な一歩として注目されています。

中越パルプ工業の背景

中越パルプ工業は、新spaper用紙や印刷用紙、包装用紙などの製造を行う企業で、最近では木質バイオマス発電や新素材（セルロースナノファイバー）の開発にも力を入れています。新本社ビルの建設に伴い、セキュリティの強化と従業員の利便性向上を目指し、非接触型の顔認証システムの導入が検討されていました。DXYZの「FreeiD」は、スムーズな顔登録ができ、迅速かつ精度の高い認証ができるため、導入が決定しました。

セキュリティ面の強化

「FreeiD」の設置場所は、東京本社の建物入口の風除室とエレベーター内です。このシステムにより、オフィスビル内部でのセキュリティが強化され、エレベーターを利用したフロア間のアクセス管理が効率化されました。これにより、従業員はスムーズに出入りができ、来訪者の受付も顔認証で行われるため、安全性の向上が期待されています。

「FreeiD」の機能と利便性

「FreeiD」は、1度の顔登録で多様な顔認証エンジンやデバイスと連携可能です。これにより、必要に応じて最適な顔認証が提供され、利便性とセキュリティを兼ね備えています。特に、オフィスでの利用に焦点を当てたこのプラットフォームは、従業員の入退室管理や来訪者の受付を顔認証で一元化し、従来の社員証を必要としない効率的なオフィス運営を実現しています。

「FreeiD」は、企業や公共機関での導入において、利便性を高めつつセキュリティの強化を図ります。また、顔認証決済システム「FreeiD Pay」や、マイナンバーカードとの連携サービスも展開中であり、デジタル社会の進展と共に多様なサービスを提供しています。

今後の展望

ミガロHDは、DXYZと共に顔認証プラットフォームを用いたスマートシティソリューションの開発を進めており、リアルなビジネス環境でのデジタル技術利用を加速させる計画です。これにより、企業や地域社会における新しい価値創造が期待されています。

■ 中越パルプ工業とDXYZの会社概要
中越パルプ工業は、富山県高岡市に本社を構え、紙製品やパルプの製造を手掛けています。
DXYZは、東京都新宿区に本社を持ち、顔認証プラットフォーム事業やDX推進支援を行っています。両社の協業により、セキュリティと便利さを兼ね備えたオフィス環境が実現されることでしょう。