『Airペイ』が新たにオンライン決済機能を追加
株式会社リクルートは、その運営する決済サービス『Airペイ』に新機能として「オンライン決済」を追加することを発表しました。この機能は、事業者が対面での決済に頼ることなく、オンラインで顧客からの決済を受け付けることを可能にします。
オンライン決済機能の詳細
新しく導入されるオンライン決済機能は、事業者が簡易に決済リンクを作成し、それをメールやSNSを通じて顧客に送ることで、オンライン上で決済処理が自動的に行われる仕組みです。これにより、主に以下の2つの決済方法を利用可能となります:
1.
定期決済 - サブスクリプションサービスや月謝など、毎月の請求を簡単に処理できます。
2.
都度決済 - 都度の商品の購入など、オンライン物販でも利用が可能です。
例えば、毎月の会費を自動的に引き落とししていないジムや小売店がこの機能を取り入れることで、決済の手間を大幅に軽減し、業務の効率化が図れるのは特長の一つです。さらに、既存の『Airペイ』加盟店なら、追加の手続きは不要で、すぐにこの機能を利用できます。
拡がるオンライン決済の必要性
近年、オンラインでの決済に対するニーズが急速に高まっています。特に中小事業者にとって、オンラインショップの開設や複雑な決済システムの導入はコストや手間の点で大きなハードルとなっています。そこでリクルートは、事業者の負担を軽減しつつ、オンライン決済を身近な存在にするため、この機能の追加を決定しました。
この新機能により、店舗の運営も大幅に改善されることが期待されます。また、リクルートは今後も事業者の多様なニーズに合わせたサービス拡充を進め、幅広い業種への対応を強化していく方針です。
支援を通じた業務の効率化
リクルートのプロダクト担当者である山本智永氏は、特にECサイトを持たない事業者や、対面販売中心の店舗は、導入の際の手続きの面倒さからオンライン決済を諦めるケースがあると述べています。しかし、今回の『Airペイ』の導入によって、全ての加盟店がすぐにオンライン決済を開始できるため、事業運営がよりスムーズに行えるようになります。
『Airペイ』は、カード・電子マネー・QR決済など多彩な決済手段に対応し、加盟店舗数は前年度末には515,000店舗を突破しており、美容や飲食、サービス業など様々な業種で導入が進んでいます。
結論
『Airペイ』の新機能は、店舗運営や業務効率化の観点から非常に価値のあるものであり、今後の市場での影響も期待されます。リクルートは引き続きオンライン決済の利便性向上に努め、事業者の支援を続けていくことでしょう。これにより、ユーザーや顧客にとってもより便利で快適な決済環境が整うことを期待しています。