2025年NHK紅白歌合戦直前!注目度データを振り返る
2025年を迎え、年末最大のイベント、NHKの「紅白歌合戦」が間近に迫っています。今年も視聴者を楽しませる企画が用意されており、期待感が高まっています。そこで、REVISIO株式会社が過去5年間の放送データを基に、視聴者の注目度に注目した分析結果をお届けします。
過去5年間の注目度ランキング
直近5年の紅白歌合戦における視聴者の「注目度」をデータで振り返ると、特に顕著だったのが2020年の第71回です。この年は新型コロナウイルスの影響で人々が外出を控え、自宅で年末を過ごす傾向が強まりました。このため、注目度が高まり、無観客での放送も話題となりました。主題歌を歌ったGReeeeNの登場や、連続テレビ小説「エール」関連のコーナー、そしてYOASOBIの初テレビパフォーマンスは、視聴者の心をキュッと掴む要因となったのです。
各世代の注目度の違い
年齢層によっても注目が集まる点は異なります。例えば、2023年放送の第74回では、X世代において65.4%の注目度を記録しました。この年は「テレビ放送70年」の特別企画が行われ、黒柳徹子さんなどのスペシャルゲストが登場し、世代に親しみのあるアーティストのパフォーマンスが注目を集めました。
特に興味深いのは若い世代、Z世代の動向です。2022年放送の第73回では、最も低い注目度を記録しましたが、その後の放送では持ち直しを見せています。これは、彼らの文化において重要な位置を持つK-POPの影響や、年代を超えたコラボレーションによる影響が大きいと考えられます。
注目度上昇の要因
2023年のテーマ『ボーダレス-超えてつながる大みそか-』に基づくスペシャル企画では、K-POPアーティストLE SSERAFIMと国民的アーティストMrs. GREEN APPLEの大森元貴が共演する場面が注目を集めました。こうした新しい試みが、SNSでの話題を呼び、Z世代がリアルタイムで視聴するインセンティブを高めているのかもしれません。
2025年の期待と見どころ
いよいよ迎える2025年の紅白歌合戦では、連続テレビ小説「あんぱん」や「それいけ!アンパンマン」などの新たなコラボ企画が登場予定です。加えて、AKB48の卒業メンバーの登場や、デビュー50周年を迎えた矢沢永吉さんによるパフォーマンスも計画されており、視聴者にとって年末の楽しみが増すことでしょう。
REVISIOでは、紅白歌合戦の放送後にもさらなる分析データを公開予定です。今年の放送がどのように視聴者の心を捉えるのか、注目しながら期待して待ちましょう。
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以上、今年の紅白歌合戦に向けてのデータ分析でした。もし気になる点があれば、お気軽にREVISIOまでお問い合わせください。