ミュージカル「魔女の宅急便」が再び舞台に帰ってくる
2025年6月、東京・新国立劇場 中劇場にて、ミュージカル「魔女の宅急便」が5度目の上演を迎えることが決まりました。今回の公演では、主演のキキ役に山戸穂乃葉さんが再び起用され、その相手役となるトンボ役には新たなキャスト、黒田光輝さんが挑むことが注目されています。
新たなトンボ、黒田光輝の意気込み
黒田光輝さんは、今回の公演に対し「まさか自分が『トンボ』を演じることになるとは思ってもいなかった」と興奮を隠しきれません。「今まで事務所の先輩方が受け継いできた大切な『トンボ』を、僕らしい形で演じられることを楽しみにしています」と語り、初めてのマカオ公演にも期待を寄せています。
日本を超えた公演へ、マカオでの海外進出
2025年6月に予定されている東京公演に先駆け、5月にはカンパニー初の海外公演としてマカオでの上演が決定しました。この公演は、原作の40周年を祝う意味でも特別なものであり、日本国内外のファンから大きな関心が寄せられています。詳細な日程やチケット情報は、公式HPやX(旧Twitter)で随時発表される予定です。
出演者の豪華ラインアップ
今回のキャストには、生田智子さんがキキの母であるコキリ役、白羽ゆりさんがパン屋のおソノ役を務め、おソノの旦那役にはお笑いコンビ「ライセンス」の藤原一裕さんが続投します。新たにキキの父オキノ役には神田恭兵さんと阿川建一郎さんが起用され、東京公演とマカオ公演で分かれて出演します。
公式の発表によると、ミュージカル「魔女の宅急便」は、児童文学作家・角野栄子氏による名作を基にした作品で、スタジオジブリによるアニメ映画化を経て、多くの人々に親しまれ、劇団による再演を通じて新たな世代へと受け継がれてきました。今回も新しい演出やキャストが加わり、多彩な表現が期待されています。
原作40周年の特別な年
2025年は原作の発表から40周年を迎える節目の年です。これまで愛されてきた「魔女の宅急便」が、再び多くの観客に感動を届けることでしょう。若い役者達が元気いっぱいに「コリコの街」を舞台に繰り広げる物語は、観客に優しさや希望を届けることでしょう。原作・監修を務める角野栄子さんも、「この大切な作品が皆さんに届く喜びを感じています」と述べています。
この公演を通じて、観客はキキやトンボとともに成長する物語に感情の共鳴を得ることでしょう。期待が膨らむ中、2025年の舞台に向けたカンパニーの準備が進んでいることは間違いありません。
観客の皆さんは、この新しい「魔女の宅急便」をどうぞお楽しみに。そして、舞台に立つ新たなトンボとキキの二人の成長を見守る良い機会でもあります。