スポーツを通して描く新しい地域の未来
2025年8月18日、株式会社NTTSportictと株式会社官民連携事業研究所が「スポーツDXを活用したまちづくり『マチスポ』に関する事業提携」を締結しました。この提携は、地域課題を解決するための官民連携の一環として位置付けられており、両社が持つ専門性を生かしながら、全国各地の地域振興や経済活性化に向けた取り組みを強化します。
提携の背景と必要性
昨今、地域社会はさまざまな課題に直面しており、特に人口減少や税収の低下は大きな問題となっています。このような状況では従来の「自治体が発注者、民間企業が受託者」という関係性だけではなく、互いの強みを活かしたパートナーシップ型の官民連携が求められています。
官民連携事業研究所は、自治体と企業の連携を支援し、政策立案をサポートする能力を持ち、NTTSportictはスポーツDXを通じた地域コミュニティの活性化を目指す企業です。両社は「社会課題の解決」という共通ミッションのもと協力し、持続可能な地方創生に取り組みます。
具体的な展開
今後、両社はこの提携を基盤に、全国の自治体におけるスポーツDXの導入を進めていきます。特に、地域ごとの特性や課題に適したソリューションを共創し、スポーツ施設の利便性を向上させるほか、地域イベントの発信力も強化。さらには、地域住民が活躍できるコミュニティづくりを支援します。
加えて、導入後の効果測定や運用サポート、職員のDXリテラシー向上にも重点を置き、自治体が自立して取り組みを進められる体制を構築します。このプロセスを全国に広げていくことで、『マチスポ』を通じた地域課題の解決と地方創生の加速を目指します。
提携内容の詳細
提携の具体的な内容としては、地域社会の活力を高め、住民サービスの向上を目指した解決支援や、各自治体のDXリテラシー向上に向けた自律的運用支援が含まれます。このように、両社の強みを最大限に活かすことで、スポーツDXを中心とした物質的・人的変革を通じ、地域課題の解決を加速することが期待されています。
取り組みの背景にあるNTTSportict
NTTSportictは、AIカメラやICTを活用したアマチュアスポーツの映像配信・ライセンス事業を基盤とし、スポーツを通じた新たな体験価値を成長させる企業です。“スポーツを通じて笑顔や感動を生み出し地域社会に寄与する”という理念のもと、DX化や地域コミュニティの活性化に向けた多様な事業を展開しています。『マチスポ』を通じて、全国各地の自治体に対してスポーツを基盤とした地域振興の提案を行っています。
マチスポとは
『マチスポ』は、スポーツ映像化や情報発信、スポーツ施設のデジタル化を通じて、地域の人々がよりアクティブに交流できる場を創出することを目的としたプログラムです。AI技術を駆使してスポーツ施設で行われる試合を自動撮影し、オンラインプラットフォームにて地域大会や試合をリモート観戦できる環境を整える仕組みを提供しています。その結果、地域スポーツの振興が促進され、コミュニティの形成が進むことが期待されます。
本提携により、両社は地域課題解決に向けた新たなソリューションを創出し、持続可能な発展を図ります。地域の明るい未来を切り開く取り組みとして、多くの期待が寄せられています。