ネパールのコーヒー
2022-04-07 11:00:17

ネパールの山岳地帯で実現する持続可能なコーヒーづくりの挑戦と展望

ネパール農村部のコーヒーづくりプロジェクトの取り組み



ネパールは国土の約80%が山岳や丘陵地帯で構成されており、農業従事者も多いですが、農地の確保や都市へのアクセス問題により、作物の品質管理が困難です。多くの家庭は自給自足の生活を送る中、現金収入を得るために出稼ぎを選ばざるを得ない状況です。そんな中、「家族と共に生活しつつ、収入を得たい」という願いを実現するために、私たちは2015年からネパールの農村部で「持続可能なコーヒープロジェクト」に取り組んできました。

コーヒー栽培の可能性



コーヒーは標高1000〜2000mでの栽培が適し、輸送中の品質低下が少ない特性があります。また、コーヒーの収穫シーズンは12月から3月までで、この期間は他の作物を育てることができないため、農家にとっては重要な収入源となります。Colorbathでは、農村部のコーヒー生産を支援するため、現地NGOや専門家と連携し、品質向上に向けた技術指導や販売の支援を行っています。

プロジェクトの始まりと発展



プロジェクトの歴史は、2015年から始まりました。2017年には「村で収入を得て子供たちに教育の機会を与えたい」という地域の青年の想いに触れ、コーヒー栽培に着手しました。初期には農家にコーヒー苗を提供し、栽培技術セミナーを実施していきました。その結果、2019年には196人の農家に6万本、2020年にはさらに2万本を供給しました。

2020年には、新たに「草の根・人間の安全保障無償協力」の助成を受けて、コーヒーの加工工場が完成しました。そして、2021年には初めて210kgのコーヒーを日本に輸出し、同年12月にはオリジナル商品をオンライン販売し始めました。

マイクロミルの設立とその影響



2022年には、私たちのスタッフが2年ぶりにネパールを訪問し、農家との対話を重ねる中で、コーヒー生産のさまざまなプロセスを確認しました。また、マイクロミル(コーヒーの加工施設)の落成式を実施し、地域の品質向上と経済的な安定に寄与することを期待される役割が確認されました。この施策は、地域の小規模農家にとって重要な進展となり、現地メディアでも注目を集めています。

今後のビジョン



今後も私たちはコーヒーの品質向上を目指し、プロジェクトサイトの拡大を計画しています。また、収穫量の増加に伴い、国際市場への輸出も見据えています。さらにネパールでカフェの開設を目指し、観光客にコーヒーの生産過程を体験してもらう取り組みも推進します。

オンライン活動報告会の開催



4月23日(土)には、オンラインでの活動報告会を実施します。この報告会では、ネパール農村部の現状やコーヒープロジェクトの意義をお伝えし、関係者の声を共有する予定です。興味のある方はぜひ参加ください。

【開催概要】
  • - 日時: 2022年4月23日(土)10時〜12時
  • - 参加費: 無料
  • - 定員: なし
  • - 主催: Colorbath
  • - 申し込みURL: 参加申し込み
  • - 参加方法: Zoomを通じて

本プロジェクトでは、森林保護と農業を両立させるアグロフォレストリーの手法を取り入れた持続可能な農業モデルが確立されています。

ネパールのコーヒーをお楽しみください



私たちのオンラインストア「Himalayan Luxury Beans」では、ネパールの自然で育まれたコーヒーを販売しています。ゆったりとしたネパールの時間と人々の温かさをぜひ感じてみてください。

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NPO法人Colorbath

会社情報

会社名
特定非営利活動法人Colorbath
住所
山口県周南市川崎3−21−15
電話番号
080-1212-7420

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