暑さ対策と内臓ケア
2012-07-10 13:00:02

「節電反動冷え」に注意!暑さ対策の新常識と内臓ケア

夏の健康維持のための新常識



2012年の夏、特に関東に住む20~40代の女性の間で深刻な問題が浮上しました。それは、過度な節電による冷たい飲食物の摂取が内臓に悪影響を及ぼす「節電反動冷え」という新たな冷え性です。東京女子医大附属青山自然医療クリニックの川嶋朗所長は、この現象を危ぶみ、夏季における健康対策の重要性を説いています。

「節電反動冷え」とは?



「節電反動冷え」とは、エネルギーの節約を意識して冷たいものを取りすぎるあまり、内臓が冷えてしまう症状です。この冷えが血流を悪化させ、結果的に「だるさ」や「肩こり」、「むくみ」といった様々な不調を引き起こします。

昨年行われた血めぐり研究会の調査によれば、女性の60%以上が身体に不調を感じており、主な症状として「疲労」や「倦怠感」が挙げられています。特に原因として挙げられた「冷たい飲食の摂りすぎ」を自覚している人は少なく、見過ごされがちです。

内臓温めの重要性



川嶋先生は、内臓を冷やさないための具体的な施策を提案しています。「昼食後には温かい飲み物を摂る」ことと、「夜は入浴で体を温める」ことが効果的です。これらを取り入れることで、内臓を元気に保つことができ、さらに日中に感じがちな疲れを軽減することが可能です。特に、消化が活発になる昼食後には温かい飲み物を意識的に摂取することで、胃腸を温め、午後の活力をサポートします。

冷え対策のテクニック



昼のリセットタイム



昼食後、冷たい飲み物から温かいものに切り替えることで、内臓に良い影響を与えます。また、内臓に直接温熱シートを貼ることで、外部からも冷えを和らげる手助けができます。特に温めポイントとして、「腹部」や「腰まわり」を重点的に温めることが推奨されています。

夜のリセットタイム



夜は、入浴を行うことで1日の冷えをリセットします。特に、温かいお風呂に浸かることで、内臓から身体全体を温めることができます。最近では清涼感のある入浴剤も多く販売されているので、夏の入浴時間を楽しむために上手に活用しましょう。

今年の夏に向けた対策



今後も暑い夏が続く中、過剰な節電による冷たい飲食物の摂取には十分な注意が必要です。昨年の経験を生かし、内臓を冷やさないための生活リズムを確立することが健康維持につながります。血めぐり研究会supported by Kaoでは、あらゆる冷えと血流問題に対する啓発活動を行っています。公式サイトでは、さらなる情報や健康法が発信されていますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ



「節電反動冷え」とは、ただの冷え性に留まりません。体全体の健康に関与する重要な要素です。正しい知識と実践で、夏の健康を守りましょう。日常生活に少しの工夫を取り入れるだけで、快適な夏を過ごすことが可能です。

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会社名
花王株式会社
住所
東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号
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