水難事故防止イベント
2022-06-21 11:00:18
大阪YMCAが夏に向けた水難事故防止イベントを実施
大阪YMCAが開催した着衣泳体験会
夏のレジャーシーズンが近づく中、大阪YMCAが6月19日(日)に水難事故防止を目的とした「着衣泳体験会」を行いました。このイベントは、特に水に対する知識と危険性を児童に教えるために設けられたものです。
開催の背景
今年の夏、コロナウイルスの影響が緩和され、多くの家族が海や川へのレジャーを楽しむことが想定されます。しかし、その一方で水難事故も増加することが懸念されています。令和3年の夏には560名以上の水難者が発生。このため、大阪YMCAは水難事故を一件でも減らすべく、6月から8月にかけての「ウォーターセーフティーキャンペーン」の一環として、着衣泳体験会を企画しました。
当日のプログラム
1. 水の事故についての講義
eventの最初に、講師の小島がポスターを使用して、水難事故の実態について解説しました。具体的な事故が起こる場所や、どのような状況で水難事故が発生するかについて詳しく説明し、水の事故を未然に防ぐ知識をたくさん伝えました。また、誤った行動パターンについても触れ、「危険だと思われる行動」を具体的に示しました。
2. 実践的な体験による学び
講義の後、実際にプールに入って、着衣状態での動きづらさを体感するプログラムが行われました。事前に水着で入水し、その後実際に洋服を着た状態でプールに入ります。多くの児童は初めての経験に苦戦している様子でしたが、講師の指導を受けながら、事故発生時の対応方法や救助方法を学びました。ペットボトルを使用して浮く感覚を体験するなど、楽しくも真剣な取り組みが行われました。
3. 心構えを深める紙芝居
体への体験の後、児童たちは紙芝居を通じて水の事故に遭わないための心構えを学びました。「子どもだけで遊びに行かない」「足の届かないところで遊ばない」といった基本的なルールを確認し、理解を深める機会となりました。
ウォーターセーフティーの重要性
YMCAは毎年6月から9月にかけて、水難事故の防止を目的としたウォーターセーフティーキャンペーンを実施しています。ポスター掲示やハンドブック配布を通して、広範な啓発活動を行っています。また、水上安全教育の一環として、アジア全体での水難事故ゼロを目指す取り組みも行われています。
このように、大阪YMCAは水難事故を未然に防ぐため、さまざまな活動を展開し、地域の安全意識を高める努力を続けています。今後も水上安全教育の重要性はますます高まっていくことでしょう。それに向けた活動にぜひ注目していきたいですね。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人 大阪YMCA
- 住所
- 大阪府大阪市西区土佐堀1-5-6
- 電話番号
-
06-6441-0894