AIとAR技術を駆使した男性顔印象の研究
株式会社ファイントゥデイは、AI(人工知能)とAR(拡張現実)を活用し、国別・世代別における男性の顔印象についての新しい研究を実施しました。従来の研究は男性に関する印象形成が女性に比べて少なかったため、本研究はそのギャップを埋める重要な一歩となります。この研究の結果、世代や国籍ごとに異なる理想の顔のイメージや変容アプローチの違いを示しました。
研究の背景
最近ではSNSの普及により、美容情報やトレンドに瞬時にアクセスできるようになり、美しさについての価値観が多様化しています。これまで「美容は女性のもの」という固定観念が強かったものの、最近では男性向けのスキンケア製品やメイクアップ製品が増えており、男性の美容に対する関心が高まっています。それにもかかわらず、男性の印象についての研究は未だに限られています。
ファイントゥデイは、パーフェクト株式会社の技術を用いた独自のシミュレーションツールを開発。これにより、個人が自身の理想とする顔の印象を可視化することを目指しました。具体的には、男性が求める顔印象の変容の仕方を世代ごと、国ごとに異なるかどうかを確かめることを試みました。
研究内容
実験①:他者顔に対する印象の変容アプローチ(世代別)
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- - 内容:20〜40代の男性の顔画像を用い、シミュレーションで「かっこいい印象」と「親しみやすい印象」の調整指示を行いました。
この実験の結果、40代は「かっこいい印象」を得るために太くしっかりした眉を選び、一方で20代や30代の参加者は顔の中心にパーツを寄せる傾向が見られました。特に「親しみやすい印象」を求める際は、世代が上がるにつれて、目を丸くし、眉の形が優しくなる傾向が見受けられました。
実験②:自己顔における理想の変容(国別)
- - 被験者:日本人男性122名、ベトナム男性32名
- - 内容:各被験者の顔画像を使って「理想の自己顔」を作成しました。
この研究では、日本人男性は鼻を細くし、目と眉を近づけ、眉の色を茶色にする傾向がありました。一方、ベトナムの男性は目を垂れ目にすることを好む傾向があり、国による差異が鮮明でした。
研究結果
この研究から、理想の顔印象やその変容アプローチは、年齢や国籍によって顕著に異なることが確認されました。これは心理的要因や文化的背景が、どのように自身の顔を表現したいかという意識に影響を与えることを示唆しています。
今後の展望
ファイントゥデイは、「世界中の人々が美しい人生を送ること」を目的に新たな製品開発に取り組んでいます。世代や文化に応じた価値観を尊重することにより、「なりたい自分」に近づけるための製品やサービスの提供を目指します。また、これからもAI・AR技術を駆使した研究を進め、男性の美意識を継続的に向上させていくことに力を入れていきます。
本研究は、2025年に東京都で行われる第27回日本感性工学会および第30回日本顔学会で発表される予定です。
詳細や最新情報は
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