シーボンの革新的な取り組み
日本の化粧品メーカー、株式会社シーボンは、2026年に創業60周年を迎えるにあたり、新たなプロジェクトをスタートしました。それは、不要になった制服をアップサイクルしてコースターを製作するという取り組みです。シーボンの新しい制服が展開される2024年9月1日から、全国のフェイシャリストサロンで、サステナブルなコースターが活躍することになります。
環境と共生する企業としての姿勢
シーボンは長年にわたり、環境との共生をテーマにしたサステナビリティの取り組みを行ってきました。企業として地球や自然環境を美しく保つことを目指し、使用済みの制服を単なる廃棄物として扱うのではなく、価値あるものに変える方法を探求してきました。このプロジェクトは、そうした姿勢を反映したものです。
アップサイクルのアイデア
新しい制服を製作する過程で、旧制服の有効利用の可能性を探る中で、株式会社オンワードコーポレートデザインの協力を得て、リサイクルボード「PANECO®」を使用したコースターの開発に至りました。このボードは廃棄衣料品を原料にしたもので、環境に配慮したサステナブルな素材です。
また、旧制服の布地を裁断し、グリーンとグレーの色合いを混ぜ合わせて製作されるため、ひとつひとつが異なるデザインとなります。これにより、思い入れのある旧制服が新たな形でサロンに戻ってくるのです。
PANECO® の特性と利点
「PANECO®」は、ファッションロスの削減と循環型社会の実現を目指して開発された材料です。このリサイクルボードは、使用後には回収され、再びボードとしてリサイクル可能です。また、ファッションとインテリアの融合を提案し、環境負荷を軽減する優れた素材とされています。サステナブルな製品を通じて、より良い未来を目指すシーボンの努力の一環です。
シーボンの独自のビューティープログラム
シーボンは1966年の設立以来、化粧品の研究・開発から製造、販売までを一貫して行い、全国に展開するサロンを通じて高品質なサービスを提供しています。独自のビューティプログラムは、化粧品販売だけでなく、お客様に定期的な肌カウンセリングやフェイシャルトリートメントを提供し、健やかな素肌作りをサポートしています。
特に、使用される「FACIALIST®」はシーボンが大切にしている理念であり、お客様に美しさを届けるためにチーム一丸となってサポートしています。コースターもこのビジョンの一環として、シーボンのサロンでの体験を一層豊かにする役割を果たします。
まとめ
シーボンの制服アップサイクルプロジェクトは、環境に配慮した新たな試みであり、企業の持続可能性への取り組みを象徴しています。コースターを通じて、サロンでのひとときに新しい価値をもたらし、顧客とのコミュニケーションを深化させることを目指しています。シーボンが今後もどのような革新をもたらすのか、期待が高まります。