高槻市営バスに「こども運転席」登場！未来の運転手体験

高槻市営バスに「こども運転席」が新登場

高槻市交通部が発表した新しい取り組み、令和7年9月24日から運行を開始する「こども運転席」は、未就学児や小学生の乗客がバス運転手の体験を楽しむことができる特別な座席です。このプロジェクトは、高槻市営バスへの興味を引き出し、将来的に運転手を目指すきっかけを作ることを目的としています。

「こども運転席」の魅力

この「こども運転席」は、実際の運転席に近い体験ができるように設計されています。座席の前にはモニターが設置され、ドライブレコーダーのカメラと連動したリアルタイムの映像が映し出されます。これにより、運転手が見る景色をそのまま体験できるのです。また、ハンドルやアクセル、ブレーキペダル、無線機などの操作機材も用意されていて、まるで本物の運転手になったような気分を味わえます。そして、実際の速度計や回転計といったメーターパネルも設置されており、よりリアルな体験を提供しています。

利用方法と注意事項

設置される「こども運転席」は合計で2台。その多くは高槻市営バスの公式マスコットキャラクターである「たかつきばすおくん」が描かれた「たかつきばすお号」です。座席の空き状況によっては、自由に利用できるため、バスに乗る機会があればぜひ試してみてください。ただし、予約はできず、混雑時には利用が難しい場合があるので、乗客同士で譲り合っての利用が推奨されています。

未来へつながる体験

交通部の職員は、「子どもたちに運転席に座ってもらい、プロの運転手の素晴らしさを感じてほしい」と述べました。この取り組みが、バス運転手への興味を深める良いきっかけになることが期待されています。

「こども運転席」は、運行開始から高槻市民のみならず、訪れるすべての家族にとって魅力的な体験を提供することでしょう。将来的には、今日この座席を利用する子どもたちの中から、バス運転手として活躍する者が生まれるかもしれません。